コラム

『週刊ヴァンガードコラム』

第57回 『黙示録の炎、獄炎の竜』

みなさん、こんにちは!第57回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
ついに明日発売となりますブースターパック、「究極超越(アルティメットストライド)」。皆様使ってみたいカードはありますでしょうか。では今回も、その「究極超越」に収録されているクランから《かげろう》のユニットたちを、開発エピソードを交えてご紹介いたしましょう。
 
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ブースターパック第13弾「究極超越」の商品情報はこちら!
 
《かげろう》の中でも、絶大な人気を誇る代表的なユニット、「オーバーロード」。長らくご無沙汰でしたが、「究極超越」ではついに偉大なるドラゴンが帰ってくることが企画段階から決まっていました。
 
「オーバーロード」がどれくらい凄いユニットなのか軽く説明しますと、ヴァンガード最初期から《かけろう》およびその使い手である櫂トシキの象徴として活躍、その強さとカッコよさから大変な支持を得て、いつぞやのグッズ化人気投票では《かげろう》部門のランキングを御大自らが総ナメし、関係者を畏怖させたほどのユニットです。
 
もちろん《かげろう》の魅力は「オーバーロード」だけではありませんが、約1年半ぶりのご帰還ということで、今回は彼を中心にご紹介していきましょう。
 
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まずはいきなり新たなる姿のグレード3、「ドラゴニック・オーバーロード“The Destiny”」!
 
かなり退却に特化したその能力は、古き時代から生きる貫禄からか、超越だけでなく登場時、さらには毎ターンのライドフェイズ開始時までも発動し、邪魔なものを焼き払う恐るべきものへと進化しています。
 
特に1つ目の能力は「抵抗」もぶち抜けるどころか、目障りであれば自軍の呪縛カードさえも消し去ることができます。まさに《かげろう》の頂点とも言ってよい破格のスキルであり、相対した時のプレッシャーは尋常なレベルではありません。
 
ストライドスキルの方もオーソドックスな退却に加え、“次弾装填”効果も併せ持っています。自身がグレード4となる「ドラゴニック・オーバーロード “The Legend”」も非常にカッコいい能力でしたが、超越のコストとしてグレード3を活用できる今の時代においては、“The Destiny”も色々な意味で有用な能力となっています。
 
なぜ今回は退却に焦点を置き、自らがアタックする形を採らなかったかというと……話はとってもシンプルです。なぜなら!
 
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「究極超越」には、新たなるグレード4としての大君主、「覇天皇竜 ドラゴニック・オーバーロード“The Purge”」が存在していたからです!
 
その能力は、同じく《かげろう》に属し、かつて櫂トシキも使用していた「煉獄竜 ボーテックス・ドラゴニュート」を彷彿とさせる直接ダメージ&トリガー無効という超強力な効果に加え、さらに独自のドライブ増化まで併せ持っています。
 
しかしここだけの話、彼がこの能力に落ち着くまでは本当に紆余曲折あり、テストプレイもとんでもなく難航していました。
 
「オーバーロード」と言えば自身がスタンドする能力や、リアガードを焼き払う能力が象徴的ですが、退却の方はグレード3に寄せきっており、この上でグレード4に退却効果があってもほとんどの状況で過剰になってしまい意味が薄くなってしまいます。
 
スタンド効果も既に“Ace”でも“The Legend”でもやっていますし、何なら直近の《かげろう》が収録されている「鬼神降臨」では「炎熱機竜 ズィーゲンブルク」もスタンド効果を持っており、正直なところスタンド方向で攻めても“仕事が被る”ばかりであまり楽しくありませんでした。グレード4はその挙動上、いかに他と住み分けるかが重要なのです。
 
現在配信中の「カードファイト!! ヴァンガードG Z」6話で、本当に久しぶりとなる櫂トシキとの共演でしたから、もちろん過去のいずれかとイメージでつながっている必要があります。そしてそのうえで、なにか今までにない斬新なコンセプトが必要だったのです。
 
そこで今回は彼の非情な暴君という側面しフィーチャーし、その臣下たちともども「相手のダメージが大きくなればなるほど驚異度もさらに増す」という能力となったのです。そして、“トリガー無効の直接ダメージ”はこのコンセプトの中心としても十全に機能しつつ、その使い手の「過去」とも繋がっている……という訳です。
 
また、デッキ単位で見た【オーバーロード】、テストプレイが難航していた要素はもう一つあります。“The X”、“The Legend”、そして“The Destiny”。前述のとおり、「オーバーロード」はデッキから自身を探す力にも長けていました。そしてその要素は、「究極超越」のカードにも大きく影響を与え、また受けていたからです。
 
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《かげろう》が属するドラゴンエンパイアの〈ゼロスドラゴン〉、「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」。ヴァンガードさえも焼き払ってしまう驚愕のスキルを持ったユニット!
 
以前のコラムでもお話ししたとおり、〈ゼロスドラゴン〉はかなりピーキーなフィニッシャーという立ち位置。しかも軍事国家ドラゴンエンパイアともなれば、全面退却+αになるのは必然でした。とはいえ、全面退却程度(程度!?)では「GB8」が既にやっています。そこで、禁断の「ヴァンガードも退却」に踏み切ったという訳です。
 
【オーバーロード】は数あるデッキの中でも前述のスキルを使うことでかなり安定してドラクマを顕現させることができ、特に“The X”に至っては確定でコストを手札に加えられるうえ、討ち損じてもそのまま「双闘」で戦うことができるという二段構え!もちろん、経戦能力が高く、先手も打てる“The Purge”とも好相性です。
 
当然、ドラゴンエンパイアに所属する他のクランでも十分に顕現の機会はありますし、「これしかない!」という事もあるでしょう。その時はこの凶悪な〈ゼロスドラゴン〉の力……容赦なく振るってみてください!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また次回。
スタンドアップ・ヴァンガード!
(来週の「週刊ヴァンガードコラム」はお休みとなります)

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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