コラム

『週刊ヴァンガードコラム』

第36回 『発売直前!支配オサライ』

みなさん、こんにちは!第36回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて、明日6/9はトライアルデッキ「邪眼の支配者」とブースターパック「鬼神降臨」の発売日です。そこで今回は、それらに収録されている《ぬばたま》の新能力、「支配」についてもう一度その挙動をおさらいしていきましょう。
 
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「鬼神降臨」の商品情報はこちら!
 
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「邪眼の支配者」の商品情報はこちら!
 
ついに登場となる衝撃の新能力、「支配」。以前のコラムで制作エピソード等をご紹介しましたが、この能力は邪眼の力によって「相手のユニットを一時的に我がものとし、同士討ちさせる」というものです。
 
ヴァンガードにおいて「相手のユニットを意のままに操る」というのは本当に初であり、これまでにないがゆえにそのルール挙動もかなり複雑になっています。とはいっても、総合ルールの細かい条文まで皆さんが網羅する必要はありません。
 
また「支配」を持つユニット自体もまだまだ稀有な存在ですから、各ユニットを絡めて大まかな動きを覚えておけば、ほとんどの場合は問題なく「支配」を“支配”できるはずです。
 
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やはり最初は「支配」の不知火一派の頭領であり看板ユニットでもある「魔忍竜 シラヌイ“朧”」を例に解説していきましょう。
 
まず彼の持つ「支配」は【ストライドスキル】であり、超越した時に発動します。そして相手のリアガードをスタンドして「支配」、さらにパワーを上昇させ、そのユニットに相手の他のユニットをアタックさせる、というもの。
 
“スタンドして支配、そしてアタックする”という動きは「支配」の基本形です。この基本形アタックについて押さえておきたいポイントは3つ。
 
・後列からでもアタックできる
・後列に対してもアタックできる
・自身を含め、「あなたの」ユニットにはアタックできない
 
シラヌイの場合、特にアタック対象についての制限はないため、相手のどのユニットに対してもアタックできます。「ヴァンガード」にアタックしても「後列のリアガード」にアタックしてもOKです。
 
「支配」で発生した一連のバトルが終了すると「支配」は解けますが、シラヌイの持つ「パワー+4000」はターン中ずっと有効なままです。他の「支配」と組み合わせる際に強力な効果ですが、前列にいるユニットを支配した時は、その後のパワーに気をつけましょう。
 
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基本がわかれば後は応用です。「閻魔忍竜 マグンテンブ」はシラヌイ同様、特に支配するユニットにもアタック対象にも制限はないためどこにでもアタックできます。「魔忍竜 カッセンミョウオウ」は支配するのは前列のみ、アタック対象は後列のみとなっています。
 
さて次は、素朴な疑問を解決しましょう。まずターンの流れについて。通常、バトルが終了するとエンドフェイズになるわけですが、マグンテンブのような“メインフェイズに支配”しちゃうとターン進行はどうなるのでしょうか。
 
ターン進行やフェイズというと難しく感じますが、この答えはとても簡単。「支配」で発生した一連のバトルが終了したら、元のフェイズが再開されます。マグンテンブであれば支配バトルの後にメインフェイズが再開されますから、その後にユニットをコールしたり起動能力を使うことができるというわけです。
 
またあくまでも「再開」するため、これにより“~フェイズ開始時”の能力が複数回発動することはありません。例えば前述のシラヌイはライドフェイズ中に「支配」しますが、そのバトル後に自身が持つもう一つの能力の“ライドフェイズ開始時”は発動しないということですね。
 
もう一つの疑問は「アタックの順番」です。カッセンミョウオウのように複数支配する場合、どの順番でアタックできるのでしょうか。これも簡単、好きに選べます。どちらからアタックしてもOKということですね。
 
ただし、この支配アタックの合間に通常のアタックを“割り込ませる”ことはできません。カッセンミョウオウの支配はバトルフェイズに発動しますが、「支配アタック→あなた側のリアガードの通常アタック→支配アタック」はできません。もちろんこれはバトルフェイズの「支配」以外でも同じです。
 
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これでターン進行やアタックの順序はもう大丈夫。支配マスターまでもう少しです。では次に“複数支配”のポイントです。この「閻魔忍鬼 ムジンロード」は起動能力でGゾーンの分だけ複数どこでも支配可能、アタック対象はヴァンガードのみ。複数支配のポイントは…
 
・支配状態のユニットはブーストされず、ブーストできない
・支配状態のユニットではインターセプトできない
・アタック順は任意だが、“アタック不可”でない限りアタックは強制
 
この3つ。順に解説していきますと、まずブースト。これは相手の同じ縦列にいる2枚のユニットを「支配」しても、ブーストしたりされたりはできない、ということです。もちろん、“支配状態のユニットを「あなた側の同列にいるリアガード」でブーストする”こともできません。
 
次のインターセプトですが、支配状態のリアガードは基本的に「あなた(支配側)のリアガードであるかのように扱う」ので、そもそも相手はインターセプトに使えません。そしてあなたも、ムジンロードで前列のグレード2を2枚支配し、右でヴァンガードにアタック、それを左でインターセプト……といったことはできないのです。
 
3つ目のポイントは、複数支配のアタック順については1つ前のステップで解説しましたが、支配のアタックは強制であるということです。途中で何らかの能力によってレストされたり、「ジェノサイド・ジャック」の「拘束」や、「盟主」のようなアタックできない状況でない限りは必ずアタックします。
 
これはあまり頻発する状況ではありませんが、相手によっては注意が必要でしょう。「星輝兵 フリーズレイ・ドラゴン」のような“ダメージゾーンにカードが置かれた時”に呪縛するユニットや、「蜻蛉切」のように“アタックされた時”にそのターン中パワーが上昇するユニットもいるからです。
 
とはいえ例えばムジンロードの場合、自軍の強化も可能ですから、こういった系統のユニットを相手にする場合は、“全面支配”にこだわらなくてもよいかもしれませんね。
 
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支配マスターへの最後の大物はもちろん、「支配されたユニットの能力使用」!バトル中に使用可能な能力であれば、支配状態のユニットの能力をあなたが発動できるのです。
 
前述のとおり、支配状態のユニットは基本的に「あなたのユニット」であるかのように扱います。なので支配した時に、枚数では極端な話“あなたのリアガードが10枚、相手のリアガードは0枚”といったような状況も起こり得ます。「スチームファイター ナギッシュ」なんてもう大変です。
 
さてこの能力使用には様々なケースがありますが、ここだけは押さえておきたいポイントとしては以下の4つです。
 
・「あなたのユニット」なので、条件や枚数はすべて「あなた側」を見る
・能力使用のコストは「あなたが払う」
・基本的に利益を得るのは「あなた側」、支配状態のユニットが動くのは「相手側」
・支配状態のユニットの能力にシャッフルが含まれる場合、双方がシャッフルする
 
最初の条件については簡単です。支配ユニットに書かれている条件はすべて「あなた側の視点」になります。例えば相手の手札が3枚であなたの手札が5枚だった場合、「勇敢(手札が3枚以下)」を持つ「しゃいんがる」の能力は使えません。
 
次の「コスト」も簡単ですね。すべて「あなたが」「あなたの」ものを使って支払います。相手のソウルからソウルブラスト!なんてことはできません。ここで重要なのは、支配状態のユニットは「あなたのユニット」である点です。
 
つまり、[このユニットを退却させる]で支配状態のユニット自身を退却させたり、複数支配時に[あなたの他のリアガードを1枚選び、退却させる]で他の支配状態のユニットを選ぶこともできます。2枚支配からの「デススプレイ・ドラゴン」なんてもう大変です。
 
そして3つ目、効果の対象と実行者です。支配状態のユニットの能力で“1枚引く”場合、「あなたが」引きます。“相手のユニットを1枚選び、退却させる”なら、「あなたが」相手のユニットを選び、退却させます。山札からスペリオルコールするなら、「あなたが」あなたの山札からあなたのリアガードサークルにコールできます。
 
この際に気を付けておくことは「持ち主ではないファイターの領域にカードが移動することはない」ということです。
 
例えば前述の“2枚支配からの「デススプレイ・ドラゴン」”で支配状態のユニットをコストにした場合、コストで退却したユニットは相手のドロップゾーンに置かれます。これはコストに限らず、支配状態のユニットが「あなた側」に移動することはありません。
 
そして最後は、支配状態で使用した能力にシャッフルが含まれている場合、双方が山札をシャッフルするということです。これは本当にそのままなので、丸暗記するだけでよいでしょう。「時翔」持ちや「収穫の騎士 ジーン」などを支配した時は気を付けましょう。
 
さて、ここまで読んでいただければもうほぼ「支配」はマスターしたと言ってもよいでしょう!もしまだまだ興味があるなら、こちらのページも参考にしていただければより理解が深まるのではないでしょうか。
 
それでは皆様、よい支配ライフを!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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