コラム

『週刊ヴァンガードコラム』

第40回 『debut!』

みなさん、こんにちは!第40回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
今回も、ついに明日2017/7/7発売のトライアルデッキ「歌姫の初舞台」&クランブースター「七色の歌姫」に収録されているユニットたちを、その開発エピソードとともにご紹介していきましょう。
 
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「歌姫の初舞台」の商品情報はこちら!
 
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「七色の歌姫」の商品情報はこちら!
 
「《バミューダ△》のトライアルデッキを発売します!」
 
皆さんもこの発表に衝撃を受けたと思いますが、私も企画段階でこれを聞いた時は本当にびっくりしました。もちろんヴァンガードで《バミューダ△》のトライアルデッキは初登場です。
 
おおー!とテンションが上がったのは事実ですが、冷静に気になったのは前回も前々回もお話しした、収録される歌姫たちのキャラクター。いったいどんな歌姫たちがデビューするのでしょうか。
 
《バミューダ△》には「リヴィエール」や「コーラル」のようなトップアイドルたち以外にも、ユニット(この場合はカードタイプではなく)として活動しているグループも多数存在しています。「Duo」や「PR♥ISM」などは特に人気です。
 
また初のトライアルではありますが、《バミューダ△》5年間の積み上げというのはなまなかなものではありません。それはカードの強さやギミックだけでなく、キャラクター性だって同じです。
 
彼女たちは独自の新グループを形成しているので、ギミック面でも《バミューダ△》の良さを活かしつつ、既存と少し違う動きにしてほしいということでした。やや挑戦的な試みではありましたが、これはそのまま5年間の蓄積に対して彼女たちが独自の「武器」……は物騒ですから「特徴」を持てるということでもあります。
 
ではそれをどういったものにするか。そもそも《バミューダ△》最大の良さとは何でしょうか?ユニットの能力、クランのギミック……もちろんそれも正解でしょう。でも、そうじゃないですよね。
 
《バミューダ△》最大の良さは、能力やギミックを活用することで、美麗な歌姫たちの魅力を余すところなく堪能できることです!
 
手札と舞台……じゃなかったリアガードサークルでくるくると入れ替わりながら歌姫たちが舞い踊りますよ!というのがそもそもギミックのコンセプトですし、ここを外さなければ味付けが多少変わっても、その魅力が失われることはないはず。
 
そして新しいことをやるなら、もっともっと発展性といいますか、将来性を感じられるものや、これまでになかった要素があればより良いでしょう。それこそ特定のカードだけではなく、多くのカードにスポットが当たるような。
 
例えば、手札とリアガードサークルを出入りするギミックではあまりスポットの当たらないタイプのユニットがいるのも事実です。トリガーユニットたちが最たる例で、彼女たちをわざわざ舞台に上げる理由は、よほどの能力でも持っていない限りあまりありません。
 
また手札に戻して手札から出す動きは、どうしても特定のカードを延々使うパターンになりがちです。これはこれでそのユニットの魅力(強さ)が堪能できて非常によいのですが、使用感に差をつける意味でも、もっと流動的にしたいということに。
 
そこで新たな「舞台裏」として用意されたのが山札でした。とはいえ山札から直接コールし始めると、それはいくら何でも既存の《バミューダ△》と乖離しすぎていて「独自性がある《バミューダ△》の新グループ」にはなりません。
 
山札なら、トリガーユニットたちをコールして「舞台と舞台裏」を行き来させる意味も魅力も十二分にあります。また戻した分の手札補てんを基本的につけたうえで手札からコールという形にすれば、必然として流動的になりますし、より様々なカードにスポットが当たりやすくなります。
 
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また《バミューダ△》の要素の一つに、舞台入れ替えを利用した連続アタックがあります。ここも外せない部分で、新ユニット【Chouchou】の歌姫たちもそこは当然お手のもの。トライアルデッキであれば「Chouchou アヤナ」あたりが連続アタックのキーとなる存在です。
 
同じくファーストヴァンガードの「Chouchou サーシャ」も山札を使ったギミックをより推し進めつつ、それでいて《バミューダ△》らしさも想起させてくれる能力を持っています。珍しくソウルに入らないタイプのユニットですが、シールド10000であることも相まってなかなか優秀です。
 
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デッキを組むうえで、ともすればグレード3やグレード4よりも重要度が高くなることもあるカード、それが守護者です。「Chouchou ティノ」はクランブースター「七色の歌姫」の収録ですが、ニューフェイスとは思えないほど魅力的なユニットです。
 
手札と盤面の流動性が高い【Chouchou】は、今までの《バミューダ△》と比較すると少しガードが甘くなりやすい傾向にあります。そこをしっかりフォローしてくれる回収可能な守護者は、新しいコンセプトを持ったからこそデビューできた効果といってよいでしょう。
 
というわけで彼女たちのコンセプトは決まりましたが、ではそれに邁進しよう!とはいかないのが難しいところ。それもヴァンガード初の《バミューダ△》トライアルデッキとなれば、今まで《バミューダ△》を使ってくれている皆さんの注目度は高くなって当然。
 
そんな中、全員一致であまりにも独自路線に行っちゃうのも考えもの。なぜなら、長く遊んでくださっている方の「使ってみようかな」という動機で最も強いものは“今自分が使っているデッキに入る余地があるか”という点だからです。
 
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そこで、この「歌姫の初舞台」で最も注目度が高いであろう看板ユニット、「Chouchou 初舞台 ティルア」に少し特徴的な役割を担ってもらいました。彼女は新ユニットだけで構成しなくてもその能力のほとんどを発揮できるようになっており、かつ新時代の象徴である超越そのものに対する汎用的な能力を持っています。
 
いわば彼女は独自性の高い【Chouchou】の大使(ambassador)であり、「ちょっと変わったことはやってますけど、私たちも《バミューダ△》の一員なんです」と言ってもらったのです。ハードロックな切込み隊長もそれはそれでいいですが、偉大な先輩たちに敬意を払う“かわいい新人”という訳ですね。
 
もちろん今回ご紹介したユニットだけでなく、彼女の仲間たちは他にもたくさん収録されています。まだまだこれからの存在ではありますが、より華やかな演出となった新ユニット【Chouchou】、ぜひ応援してあげてください!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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