トリオファイト in 大ヴァンガ祭2022 決勝戦レポート

トリオファイト in 大ヴァンガ祭2022 決勝戦レポート

「大ヴァンガ祭」2日目の4月30日は、朝からファイターたちの熱気に包まれた。
「トリオファイトin大ヴァンガ祭2022」には、全国から200チーム以上、700人以上のファイターが参加!仲間たちと共に、日本一のチームを目指して熱戦を繰り広げた。
今回のファイトは感染対策のため、ファイター同士の距離を取り、チーム内での相談は禁止のルールで行われた。

予選ラウンド5回戦、そして決勝ラウンド3戦を勝ち抜いて決勝戦にたどり着いたのは、大将の「しょ。」選手が率いるチーム「ねばらん☆」と、大将の「涼」選手が率いるチーム「南極探検隊」!
それぞれの使用国家は、以下の通り。

「ねばらん☆」
大将「しょ。」選手:《ニルヴァーナ》、中堅「ちゃぱおう」選手:《カイリ》、先鋒「たわら」選手:《マグノリア》

「南極探検隊」
大将「涼」選手:《麻倉 葉》、中堅「もーちゃん」選手:《ブルース》、先鋒「シャーリー」選手:《マグノリア》

今回は《カイリ》と《ブルース》の対戦となった中堅戦を中心に、決勝戦の模様をレポートする。

《カイリ》を使う「ちゃぱおう」選手の先攻でスタートした中堅戦。
先行1ターン目、ライドコストに使った《食べ過ぎ注意! アイリーン》を《Astesice ナナミ》でリアガードに戻した「ちゃぱおう」選手。
それを見た「もーちゃん」選手は、後攻1ターン目から《監視するギアドーベル》を前列にコールして攻め込む。
この動きをきっかけに、ファイトはお互いにリアガードを展開してアタックし合う流れになっていく。

ダメージは2対0、先攻2ターン目の「ちゃぱおう」選手は前列に《Hoppin’Stellar メルティ》をコール、能力で2体目の《アイリーン》を前列にコールし、アタック!

しかし「もーちゃん」選手のダメージトリガーで深追いできず、ダメージは2対1で終了。

後攻2ターン目、「もーちゃん」選手は前列リアガードに《ディアブロスボーイズ イーデン》を2体展開してアタック!
まずは《イーデン》で前列の《アイリーン》をアタックし、ヒット時の能力を狙う。が、ここは手札1枚でガード。
続く《イーデン》のアタックもガードする「ちゃぱおう」選手。手札は減るが、ここでリアガードを2枚失うわけにはいかない。

序盤から使える除去能力で、数の優位を取りやすいG2アタッカー。2体並ぶと、守るための手札も大量に消費させられてしまう。

ヴァンガードからヴァンガードへのアタックはノーガードを宣言する「ちゃぱおう」選手だったが、ここでオーバートリガーを引き、このターンはダメージなし。ダメージは2対1のまま。

先攻3ターン目、G3《Astesice カイリ》にライドした「ちゃぱおう」選手。
先のターンに手札に戻していた《メルティ》を再びコールし、能力で《チェシャースマイル ラリサ》をコール!さらにV裏にも《アイリーン》をコールし、これで「ちゃぱおう」選手の盤面は、後列に《アイリーン》が3枚展開された。
「ちゃぱおう」選手はリアガードからアタックし、《アイリーン》で山札の上を操作する。

手札に戻した《メルティ》を何度も使って手札を稼ぐ、【リリカルモナステリオ】の強力な動きだ。

「もーちゃん」選手はリアガードのアタックをガードするが、ヴァンガードのアタックはノーガード。
「ちゃぱおう」選手は《カイリ》の能力で前列の2体を手札に戻すと、ツインドライブでヒールトリガーを引き、ここでダメージは1対2と逆転した。

後攻3ターン目、「もーちゃん」選手は《ディアブロス “暴虐”ブルース》にライドし、アタック!
ツインドライブで、今度は「もーちゃん」選手がヒールトリガーをゲット!
リアガードのアタックはガードされたが、ダメージは再び2対1。一進一退の攻防が続く。

先攻4ターン目、“G4”《Astesice×Live カイリ》にライドした「ちゃぱおう」選手は、攻撃を加速させていく!

三たび登場した《メルティ》で、再び《ラリサ》をコールすると《カイリ》の能力でパワー上昇。さらに《ラリサ》は自身以外の“友達”状態の味方の数だけパワーアップする。
まずは《ラリサ》で1ダメージを与えると、《カイリ》で《ラリサ》と《アイリーン》を手札に戻し、そのままコールし直す。
ダメージは受けたものの、トリガーをゲットしたため守りやすくなった「もーちゃん」選手。《カイリ》のガードをしばらく考えたあと、手札1枚で「2枚貫通」の宣言!
《ブルース》のパワーは、シールドと合計すると33000だ。

ファーストチェック……フロントトリガー!

2枚貫通に対して、迷う必要のないフロントトリガーは心強い。カイリのパワーは31000に強化される。

セカンドチェック……ドロートリガー!

もちろんパワーはヴァンガードに乗せ、パワーは41000。「もーちゃん」選手のガードを貫通する!

サードチェック……ヒールトリガー!

《アイリーン》の能力で、山札を操作し続けていた「ちゃぱおう」選手、ここでトリプルトリガーをゲット!
リアガードでも追撃し、ダメージは1対4!一気に流れを引き寄せた。
腕まくりをして気合いを入れ直す「ちゃぱおう」選手に対し、頭を掻いて困った表情を見せる「もーちゃん」選手。再び流れを引き寄せることはできるのか?

後攻4ターン目。こちらも“G4”《ディアブロス “絶勝”ブルース》にライドする「もーちゃん」選手。

手札を見てじっくり考えたのち、このターンは相手のアタッカーを削ぐ決断をする。
まずは《ブルース》で《ラリサ》をアタック。「ちゃぱおう」選手はノーガード。
ゲットしたトリガーで強化した《イーデン》で《メルティ》をアタックし、能力でリアガード後列の《アイリーン》も除去する。
ダメージは1対4のままだが、次のターンを守って、逆転を狙える状況を作っていく「もーちゃん」選手。

先攻5ターン目。「もーちゃん」選手に逆転の手を与える前に、一気に攻め切りたい「ちゃぱおう」選手。
後列に《風の中の音 デュケイラ》、前列に2体の《ラリサ》をコールし、攻撃態勢を整える。
まずはリアガードの《ラリサ》でアタック。
ダメージトリガーを期待してノーガードを宣言する「もーちゃん」選手。
だが、めくれたのは《ディアブロスリターナー デーリック》。トリガーなし。

続いて単騎でアタックしてきた《ラリサ》に対して、「もーちゃん」選手はインターセプトで耐える。
そして《カイリ》のアタック。
前列が手札に戻って再びコールされ、アタック可能な《ラリサ》2体がそろう。
「もーちゃん」選手はここで、温存していた完全ガードを使用!
トリプルドライブは……トリガーなし。

《カイリ》のアタックをしのいだ「もーちゃん」選手だが、ピンチは続く。
追撃の《ラリサ》2体を止めても、反撃するにはアタッカーが必要になるのだ。
考えた末、ここはヒールトリガーかオーバートリガーを期待してノーガードを宣言!

6枚目のダメージは……《怨恨の冥竜神 ゴルマギエルド》!オーバートリガー!

ダメージ1対5、九死に一生を得た「もーちゃん」選手。
後列にいた《ブレインウォッシュ・スワラー》を前列に移動させると《ディアブロスストライカー ブライアン》をコールして《パンデモニウム・タクティクス》!

前列を強化し、さらに《デーリック》をコールして「ちゃぱおう」選手のインターセプトを除去!
そして《ブライアン》の能力で前列を強化し、“G4”《ブルース》の得意技6連続アタックを仕掛ける!

《スワラー》《ブライアン》《パンデモニウム・タクティクス》の流れから、増えたソウルを除去にも活かす。一気に攻める「もーちゃん」選手!

だが、これまでにしっかりガード用の手札を温存していた「ちゃぱおう」選手。
ダメージトリガーも合わせて「もーちゃん」選手の強力な連続アタックを2ダメージで凌ぎ、ダメージは3対5。

「ちゃぱおう」選手はさらにアタッカーを追加し、再度猛攻を仕掛ける!
4枚目の《ラリサ》、そして《真剣な眼差し イヴェッタ》のアタックの前に、ノーガードを宣言する「もーちゃん」選手。
6枚目のダメージが置かれ、激闘にピリオドが打たれた。

この時点で、大将戦と中堅戦が決着。両チームとも1勝1敗となり、あとは先鋒戦の結果を祈るばかりとなっていた。

先鋒は「たわら」選手と「シャーリー」選手の《マグノリア》同士の対戦。
両者《樹角獣帝 マグノリア・エルダー》にライドし、ダメージは4対4。
互角の状況だが、死闘を演じた両者の山札は、残り少ない状況だ。

山札を5枚残している「シャーリー」選手は、ドライブチェックを行わずにリアガードだけで「たわら」選手にダメージを与え、1枚でも多く山札を削ろうという作戦。
残り山札が4枚となった「たわら」選手は何とかダメージを受けたくないところだが、連続アタックの前に1ダメージを受けてしまう。

残り手札が1枚となった「たわら」選手を見て、「シャーリー」選手は作戦を変更。《マグノリア・エルダー》でアタックし、残った手札の《プラナプリベント・ドラゴン》を使わせた。「シャーリー」選手の残り山札は2枚となり、ターン終了。

「たわら」選手のターン。このままお互いに守り切った場合は山札差で勝てる状況だが、先のターンに手札を使い切っており、守れる状況でないことは明らかだ。
何とか1ダメージを与えて「シャーリー」選手の山札を1枚削りたい。
ドローした《マグノリア・エルダー》をコールし、決死のアタック!

「シャーリー」選手は後列からのインターセプトも使ってガードする。
「たわら」選手の《樹角獣 ギュノスラ》で強化した《マグノリア・エルダー》からのアタックを、先のターンにトリプルドライブで手札に加わった《プラナプリベント・ドラゴン》で守り、しのぎ切る!

そして「シャーリー」選手のファイナルターン、手札を使い切って守る手段がなくなった「たわら」選手にアタックし、両者山札残り1枚の状況で6ダメージ!
壮絶な《マグノリア》同士の対戦を“紙一重”で「シャーリー」選手が制し、チーム「南極探検隊」が優勝を手にした!

(文=神田秀人)

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