10周年記念 ヴァンガード WGP 札幌会場 地区大会 決勝戦レポート

10周年記念 ヴァンガード WGP 札幌会場 地区大会 決勝戦レポート

2022年3月12日(土)、「カードファイト!! ヴァンガード overDress」の大型ファイトイベント「10周年記念 ヴァンガード WGP 札幌会場」が開催された。朝は雪がちらつく天気だったが、会場はファイターの熱気で包まれていた。
最新リリカルブースター『リリカルモナステリオ ~新学期はじまるよ!~』の研究も進み、人気デッキや採用カードの傾向など、環境に変化が見られる中の開催となった。
予選には、名古屋会場で優勝した《カイリ》軸や、根強い人気を誇る《ロロネロル》軸など「リリカルモナステリオ」のデッキも散見され、様々なデッキがしのぎを削る環境となっている。

決勝に残ったのは《バスティオン》、《マグノリア》、《ニルヴァーナ》、《カイリ》、《ロロネロル》と、今の環境を表すようなバリエーションに富んだデッキが勝ち上がった。
激戦を勝ち抜き、決勝戦に残ったのは《バスティオン》軸同士の二人!

味方をスタンドさせ、さらに強化!圧倒的な爆発力で人気のデッキタイプだ。

同じタイプのデッキだが、「ありす」選手は4枚採用の《イーズロッド・エンジェル》や、3枚投入した《守るべき誇り》が特徴的なデッキ構築。

山札の上を確認し、戦力を増やすことができる《イーズロッド》に、味方G3全体に【ブースト】を与えるセットオーダー《守るべき誇り》。

対する「SHUNSUKE」選手は《ダークストレイン・ドラゴン》をはじめ、ほとんどのG3を4枚ずつ投入した構築と、それぞれに個性が見える。

【ブースト】を与えるのは1ターン限りだが、《守るべき誇り》とは異なりアタッカーになれる点が有利。

札幌会場決勝戦レポート

同じ切り札同士の対戦となった決勝戦、先攻を取ったのは「ありす」選手。
序盤はお互いにライドラインの能力を活用しながらアタックをするが、切り札で攻め込むタイミングが一手遅れる後攻の「SHUNSUKE」選手は、積極的な攻めを見せる。

ダメージ2対1と逆転された状況で迎えた先攻3ターン目、「ありす」選手は《卓絶の天衝 ラグレール》の能力を使い、リアガードでドライブチェックをしながらアタックを仕掛ける。

リアガードでドライブチェックできる代わりに、アタック回数を減らすか、手札を捨てるリスクを負うアタッカー。「ありす」選手は手札を捨てずに能力を使った。

ダメージ2対4と再び逆転された後攻3ターン目、「SHUNSUKE」選手は《豪儀の天剣 オールデン》で2枚ドローすると、こちらも《ラグレール》で攻め込む。
《ラグレール》のドライブチェックでヒールトリガーを引いてダメージを回復すると、さらに《バスティオン》の能力でパワーの高い《オールデン》をスタンド。
そして《バスティオン》のアタック時、「ありす」選手は「SHUNSUKE」選手のダメージとドロップゾーンに公開されているトリガーの枚数を確認し、ここで「2枚貫通」のガード宣言をする。
「SHUNSUKE」選手のドライブチェック、1枚目はクリティカル!
ここで「SHUNSUKE」選手は迷わず、効果はすべてヴァンガードに!
そして2枚目は……ヒールトリガーゲット!ダメージを回復し、さらにパワーをヴァンガードへ。
「ありす」選手のガードを突破し、ダメージ5対2と逆転!値千金の決断となった。

先攻4ターン目、「ありす」選手は《頂を超える剣 バスティオン・プライム》にライド!
そして、ふたたび《ラグレール》の能力を使ってツインドライブのアタック。
ここに「SHUNSUKE」選手は「2枚貫通」のガード宣言。
「ありす」選手は1枚目のクリティカルトリガーを、少し考えて《ラグレール》に与える。
2枚目のドライブチェックは……なんとヒールトリガー!先のターンの意趣返しとばかりに、ダメージを回復してガードを突破する。
だが「SHUNSUKE」選手のダメージチェックは、超トリガー《アマルティノア》!ヴァンガードの《バスティオン》にパワー+1億し、ダメージは4対3。

ヴァンガードへアタックできなくなった《バスティオン・プライム》のアタックは、リアガードの《オールデン》へ。
しかしトリプルドライブの2枚目に、なんとこちらも《アマルティノア》!
パワー1億を《オールデン》に与え、さらに《バスティオン・プライム》の能力で全軍スタンド!
《アマルティノア》でリアガードがドライブチェックできるようになり、ここは攻め込むチャンスだ。

まず、パワーを+1億した《オールデン》は《バスティオン》にアタック。ここは「SHUNSUKE」選手、完全ガードで被弾を抑える。
リアガードでのツインドライブはクリティカルトリガーをゲット!パワーを《ラグレール》に与える。
《ラグレール》は「SHUNSUKE」選手の《オールデン》にアタックし、退却させる。
ダメージは4対3で、「ありす」選手はターン終了。

後攻4ターン目。大量のドライブチェックで10枚以上の手札を確保した「ありす」選手に対し、「SHUNSUKE」選手も反撃したいところだ。
まず「SHUNSUKE」選手はG3《バスティオン》にペルソナライド!
表のダメージは1枚しかないので派手な能力は使えないものの、《オールデン》をコールし、戦場に残っていた《斧鉞の騎士 ラフルク》と、手札からコールした《ラフルク》で《ラグレール》と《オールデン》を強化。
さらにソウルに入った《ラフルク》をソウルブラストし、《ダークストレイン・ドラゴン》でブーストを与える。
ペルソナライドと《ラフルク》、そしてG3によるブーストで猛攻を試みる「SHUNSUKE」選手だが、「ありす」選手は大量の手札でしっかりガード。
ドライブチェックはG4の《バスティオン・プライム》とG0のクリティカルトリガーで、《バスティオン》の能力は発動せず。このターンは3回のアタックで「ありす」選手の手札を合計6枚消費させ、ダメージ4対3のままターンエンドとなった。

先攻5ターン目。「ありす」選手は《守るべき誇り》をセットし、リアガードにG3をそろえて攻撃態勢を整えた。《バスティオン・プライム》の爆発力があれば、このターンに3点をもぎ取って勝ちきることもできる構えだ。

味方のG3に【ブースト】能力を与えるセットオーダー。一度使えば、その後はコストが不要なのが嬉しい。《バスティオン・プライム》で後列を強化&スタンドさせて、超高パワーの追撃が狙える!

まずは《ラグレール》のアタック。「SHUNSUKE」選手はノーガードを宣言。
ここで、ダメージチェックはヒールトリガー!回復はしないが、《バスティオン》のパワーを上げられたので、この先のアタックを守りやすくなった。
続く《オールデン》のアタックを手札1枚でガードすると、ヴァンガードの《バスティオン・プライム》のアタックに「SHUNSUKE」選手は……なんと手札1枚だけをガーディアンに出し「1枚貫通」を宣言!
トリプルドライブの《バスティオン・プライム》に対してこのガードは、事実上「貫通したら守り切れない」宣言に等しい。つまり「ありす」選手は、ここでトリガーをめくれば一気に勝負を決められるはずだ。
運命のドライブチェック!

1枚目……《ラグレール》、トリガーなし。

2枚目……《オールデン》、トリガーなし。

3枚目……《天擁竜 エンブレイス・ドラゴン》、トリガーなし!

絶体絶命の局面を、首の皮1枚で凌いだ「SHUNSUKE」選手。
《バスティオン・プライム》の能力でスタンドした追撃を、手札に残していた完全ガードを使ってダメージ5で持ちこたえることができた。ダメージは4対5で、「ありす」選手はターン終了。

後攻5ターン目。「SHUNSUKE」選手は《バスティオン・プライム》にライド!
戦場の《ラフルク》の能力を使って《ラグレール》を強化し、再び盤面をG3で埋め尽くすと《ダークストレイン》でブーストを与える。
まずは《ラグレール》のアタック。そして「SHUNSUKE」選手は、味方をレストさせずに能力を使う。

両者が序盤から使ってきた能力。「SHUNSUKE」選手は、このターンに全力で総攻撃する選択に賭けた。

ここで勝てなければ、次のターンに守るための手札はなくなる、事実上のファイナルターン宣言だ。
「ありす」選手はノーガード。ツインドライブはトリガーなし、ダメージチェックもトリガーなし。これでダメージは5対5となった。
続く《オールデン》のアタックはガードし、《バスティオン・プライム》のアタックも「2枚貫通」のガードで守っていく「ありす」選手だが、《バスティオン・プライム》でスタンドしたリアガードの追撃をかわすことはできなかった。
合計パワー58000に強化された《ラグレール》の再アタックには、ノーガードを宣言した「ありす」選手。
そのダメージチェックは……《バスティオン・プライム》。

逆転に次ぐ逆転の末、最後に優勝を手にしたのは「SHUNSUKE」選手!

(文=神田秀人)

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