vol.3
[2021.9.3 掲載]
世界中のヴァンガードファンのみなさん、こんにちは!
プロジェクト統括プロデューサーの森慶太です。
プロデューサーレターをお届けするようになってから、Twitter (@KSMori_VG) のDMやReplyで、あるいは当社のお問い合わせ窓口へのeメールで、様々なご意見やご要望をこれまで以上に頂戴できるようになりました。ファイターの皆さんだけでなく、カードショップ、公認サークル、各地の販売パートナーからもご意見いただいております。以前にも申し上げましたが、すべて有難く頂戴し、拝読し、開発や運営の参考にさせていただいております。なかなか個別にご返信ができず心苦しいですが、あらためて御礼申し上げます。いつもありがとうございます。
また、各種の判断のために各種大会結果、マーケティング調査、アンケート調査なども活用させていただいております。以前と比べてアンケートのお願いが増えておりますが、どうぞ、引き続きご協力ください。
今回のプロデューサーレターは、国内外でお問い合わせやご意見表明の多かったトピックについて、具体的には「今後のカードファイト環境のメンテナンスの方針」「Pスタンダード環境の整備」というふたつの話題に絞ってお届けします。
カードゲーム新商品、アニメ「overDress」新シーズン、アプリ「ZERO」新章突入などの最新情報発信の場としては日本時間9月14日(火)にTCG戦略発表会が控えておりますので、みなさん、どうぞそちらもお楽しみに! 英語版の発表会も10月に企画中です!
みなさんにカードファイト環境をお楽しみいただき続けるために、私たちは主要三大カードファイトフォーマットについて、(1)商品開発と発売、(2)環境メンテナンス、を継続していく必要がある認識です。以下、具体的な話を展開させていただくにあたって、便宜上、現時点の主要フォーマットについては以下の略称を使います。
・国家ファイト-スタンダード:D
・クランファイト-Vスタンダード:V
・クランファイト-Pスタンダード:P
当面のカードファイト環境メンテナンスについて、以下の方針での運営を予定しております。
環境メンテナンスの方針
・制限およびその解除について発表・施行を定期化する
・主要三大フォーマット(D/V/P)について同時に発表・施行する
・必要に応じて、随時発表は別途行う
・日本語版も英語版も同時発表・同時施行とする
カードファイト環境メンテナンス関する定期サイクルについて、以下のスケジュールを予定しております。
環境メンテナンスの定期サイクル/年3回
(1) 1月下旬発表 ⇒ 2月1日施行
(2) 5月下旬発表 ⇒ 6月1日施行
(3) 9月下旬発表 ⇒ 10月1日施行
※発表は週刊ヴァンガ情報局番組内(日本語配信)を初報とし、翻訳された情報を番組進行とともにグローバルに発信
上記方針に拠りますので、2021年9月下旬に、カードファイト!! ヴァンガードに関する主要三大フォーマット(D/V/P)のメンテナンスを主目的としたファイターズルールの定期更新発表を行います。
なお、各フォーマットに関して、本校執筆時点(2021年8月末)でのわたしと開発・運営チームの環境認識は、概要として以下の通りです。
2022年度・年間商品発売想定 |
プレイ環境 |
|
国家ファイト |
・五大国家ブースター:4 ・リリカルブースター:1 ※コラボ商品、特殊商品等は上記6国家のブースターの合間に発売 |
・一部デッキ動向を注視しているが運営想定内 ・商品発売がもっとも頻繁であるため、常に注視すべき環境 |
クランファイト |
・24クラン強化商品:2 |
・一部デッキ動向を注視しているが運営想定内 |
クランファイト |
・24クラン強化商品:1 ※状況に応じた再録中心商品あり |
・大きな問題がいくつも発生している |
世界中で、さまざまな魅力的なカードゲーム(アナログ・デジタル)が、それぞれの方法で環境をメンテナンスし、楽しく遊んでいただける環境の実現に腐心されています。カードファイト!! ヴァンガードも、ゲーム速度・楽しさ・勝率の極端な偏りの補正、正誤訂正、等々、さまざまな尺度に基づいてプレイ環境を手入れしていきたいと考えております。
現在のプレイ環境の所見に「大きな問題がいくつも発生している」としたクランファイト-Pスタンダードのメンテナンスについては、次の項目で触れます。
結論から先に申し上げます。2021年9月下旬の発表(施行は10月1日)で、Pスタンダード環境に関しては(これまでと比較して)大規模な変更を加える予定です。
※定期アナウンス化の初回ながら、量が膨大なので、配信番組で概要紹介、詳細は公式サイト参照という例外的なお知らせ方法を想定しています。
現状、「古く」「深い」環境であることが魅力でもあるPスタンダードについては、時を超えて相乗効果を見せるカードの特定の組み合わせが強力すぎたり、それどころか、ある種の永久循環(無限ループ)を引き起こしたりしている状況が頻発しています。単にコミュニティ議論が白熱しているから対応するというわけではなく、明確な課題がさまざまなデータで明示されているため、大きなアクションをおこす判断をいたしました。もちろん、メンテナンスされた後の環境の推移についてもしっかりと見守り、追加の制限や解除についても検討を行います。
実際に9月下旬の発表を行うことで様々な議論が起こるでしょうが、みなさんが新環境をお楽しみただけることを、プロジェクト関係者一同、心から願っております。
時折しも2021年9月は、前半(9/3)に日本語版で「Vクランコレクション」 vol.1 と vol.2 が、月後半(9/24)に英語版で「Revival Selection」が発売されます。これらはいずれもクランファイト(VとP)をお楽しみいただくための新商品ですが、それぞれPスタンダードの観点からは違った意味合いがあります。
前者はVスタンダード向け商品でありながら「ヒールガーディアン」というPスタンダードにも一定の影響を与える新カードが封入されております。後者は単純に「古く」「深い」環境をサポートするために古いカードを再録しています。新カードの開発と古いカードの再録がともに実施されるというのは、どちらも重要なことだと考えます。
以前にもアナウンスした通り、2022年発売にむけて「Pスタンダードむけの完全新規カード収録商品」も開発中(日英とも発売予定)です。あわせて、英語版の「Revival Collection」のような日本語版ファイターのためのPスタンダードの再録カード供給手段も検討しておりますので、どのような商品形態になるかお楽しみに!
プロデューサーレター第三号、いかがでしたか?
今回はファイト環境に関する話に特化した内容になってしまいましたが、引き続き、ヴァンガードファンの皆さんのためにトピックを選んでお手紙出来ればと思っております。
あらためて、最新情報発信の場としては日本時間9月14日(火)にTCG戦略発表会が控えておりますので、みなさん、どうぞそちらもお楽しみに! 英語版の発表会も10月に企画中です!
カードファイト!! ヴァンガード
統括プロデューサー
森慶太
https://twitter.com/cfvanguard_PR
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