カードファイト!! ヴァンガード・プロデューサーレター

Cardfight!! Vanguard Producer Letter/カードファイト!! ヴァンガード・プロデューサーレター

vol.2

[2021.5.28 掲載]

世界中のヴァンガードファンのみなさん、こんにちは!! 
プロジェクト統括プロデューサーの森慶太です。

前回、はじめてお送りしたプロデューサーレターは想定より反響が大きく、以来、世界中からご意見やご質問をお寄せいただけるようになりました。本当にありがとうございます。必ず参考にさせていただきます。

今回のレターはお読みいただいている言語によって一部トピックの掲載順が異なりますこと、あらかじめご了承ください。また、今回は、多くの言語へのローカライズ展開のベースになっている日本語版と英語版に話題をしぼった内容をお届けします。

スタートデッキ5種とブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」の発売

まずは新シリーズ「overDress」を世に送り出せたことについて、プロジェクトを代表して御礼申し上げます。あらためて、世界中で作品を視聴してくださるみなさん、TCGやデジタル版でカードファイトを楽しんでくださるみなさん、それを支えてくださる関係者の皆様、ありがとうございます。

「カードファイト!! ヴァンガード overDress」は4月にアニメ放映・配信が始まり、カードゲーム商品についてもスタートデッキ5種とブースターパック第1弾の日本語版を4月に、この5月には英語版をリリースできました。地域によって反響の差はありますが、世界中でご好評をいただいております。誠にありがとうございます。

旧来のヴァンガードTCG商品について頂戴することが多かったご懸念の中で「インフレがはやすぎる」「商品寿命が短すぎる」といった声はとくに大きく、代表的でした。そういったご意見も踏まえたうえで、overDressはクラン制から国家制にゲームシステムを変更したうえで、ブースターパック第1弾およびスタートデッキ5種について「導入商品かつ定番商品」を開発方針に掲げて制作しております。

すでにアニメ展開としてはoverDressのシーズン1とシーズン2について発表しておりますが、その先のシーズンの足音が聞こえるまで、五大国家専用のオーバートリガーは現在ブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」でリリースした5種(五大国家にそれぞれ1枚)以外を新規実装しない予定です。「完全ガード」の愛称で親しんでいただいている「守護者」についても措置は同様で、現在ブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」でリリースした5種(五大国家にそれぞれ1枚)以外を新規実装しない予定です。運営チームの想定としては、アニメ主要キャラクターたちが愛用する主要ユニットや各種トリガーについても、デッキ構築における重要な要素であり続ける想定です。

「カードファイト!! ヴァンガード overDress」のアニメのシーズン2放映が開始されてからも、スタートデッキ5種とブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」については、overDressシリーズのカードファイトをはじめる上でのもっとも重要かつ基本的な製品となるように企図しております。

ブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」収録 超トリガー5種

ブースターパック第1弾「五大世紀の黎明」収録 守護者5種

overDressシリーズはカードゲームの最大の魅力のひとつである「みんなであつまる」ことがなかなか難しい世情の中での船出となり、試行錯誤の日々が続いておりますが、みなさまからのフィードバックを糧に、より良い運用・運営をめざして参ります。どうぞ引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします。本製品の英語版について、一部地域に物流上の都合で製品のお届けに遅延が生じてしまったことをお詫びいたします。

ブースターパック第2弾の邂逅カードについて

5月12日に実施いたしましたブシロードTCG戦略発表会で発表したブースターパック第2弾「伝説との邂逅」については、邂逅エンカウンターカードの存在について、賛否さまざなご意見を世界中からいただきました。

※スライド画像はクリック(タップ)で拡大します。

「ブシロードTCG戦略発表会2021夏 大盛」より

「ブシロードTCG戦略発表会2021夏 大盛」より

「ブシロードTCG戦略発表会2021夏 大盛」より

発表会に先立つ形で読み物サイト「The Elderly ~伝説との邂逅~」シリーズを公開させていただいておりますが、その中でも描かれている通り、宝具によって映写される過去の伝説的な存在とめぐりあうことを邂逅エンカウンターと呼称しております。読み物サイトを新設させていただき、設定を整理して年表を発表しておりますように、惑星クレイの歴史的連続性や各種設定に基づく体系的なストーリーテリングを現在の運営では重視しております。

もっとも多くいただいた「どうして邂逅エンカウンターが用意されたのですか?」という質問に対しては、「惑星クレイの歴史的つながりと設定を大切にするため」という回答となります。原作者の伊藤彰先生、クラン世界の生みの親である中村聡さん(遊宝洞)のお力を改めてお借りする大前提に拠っておりますが、惑星クレイの世界観、歴史、各種設定を体系化し、今後も大切にしてまいります。過去のカードの登場が早すぎる、というご意見を少なからずいただいたことは、わたくしのみならず、運営チーム一同でしっかりと受けとめております。

なお、発表会でも明記したのですが、overDressシリーズに過去の有力カードがこの邂逅エンカウンターによって実装されることは滅多になく、以後、少なくとも2022年3月まで登場しません。邂逅エンカウンターのカード化が一年に一度なのか数年に一度なのかはネタバレになってしまうのでお伝えできませんが、滅多に実装されません。「overDressスタンダードのデッキ構築に必要なカードがRRRまでのレアリティで揃う」という大原則は、邂逅エンカウンターカードについても例外ではありません。

また、今回の邂逅エンカウンターとは直接的な関係はない話ではありますが、週刊ヴァンガ情報局でのプロデューサーQ&Aで軽く触れた超越ストライドについて反響があったので、こちらもご紹介しておきます。Gシリーズの看板メカニズムでもある超越ストライドは、設定的には、本来その時点には存在しない過去や未来の大いなる力を特別に借りているというものでした。過去や未来、ですから、連続性のある歴史展開の中で地続きに存在するユニットであるかもしれませんよね? ヴァンガードのユニットたちの織りなす歴史、惑星クレイの世界観を愛してくださっているみなさんには、お時間あるときに是非、惑星クレイ年表や中村聡さんの解説!惑星クレイ史を読んでいただきたいと思っています。伏線についてはすぐに回収されるものもあれば、みなさんが忘れた頃にリンクする設定というのもありそうです。

現状、ある意味では邂逅エンカウンターが目立ちすぎてしまっていますが、新たな時代である天輪聖紀を彩るユニットたちを強化するカードもしっかり封入されておりますので、スタートデッキやブースターパック第1弾の単純な続弾としても、ご期待いただきたいと思います!

国家ファイト(D環境)とクランファイト(V/P環境)の言語版によるサポートの違いについて

過日、日本での戦略発表会において、Vスタンダード商品として「Vクランコレクション Vol.1」「Vクランコレクション Vol.2」の同日発売を発表させていただきました。24クランを完全に同じタイミングに強化するというのがコンセプトで、封入されるすべてのカードがVマークのもので構成されています。「Vクランコレクション」については英語版も展開予定ですが、発売時期が秋頃となります。

夏のクランファイト用製品として、英語版では「Revival Selection」という製品を企画しており、再録というかたちでのPスタンダード環境のサポートも企図されています。現時点の構想では、「Revival Selection」については、英語版のみ企画製造される商品です。「英語版でこれまで供給が少なかった過去のカードの再録枠」が用意されており、同時に、これまで「日本語版は存在していたが英語版が用意されていなかったカード」の封入枠も用意されています。この製品の詳細については英語版公式Twitterをはじめとする各種SNSの今後の情報発信を是非お楽しみにお待ちください。

商品ロゴ

クランファイト(Vスタンダード/Pスタンダード)のサポートについては、言語版による差異が当面の間生じます。上記製品の違いはその好例ととらえていただけると幸いです。これまでの積み重ねの延長線上に存在するフォーマットについて、すぐに統合するというのは現実的ではなく、今回の「Revival Selection」のような展開ギャップを埋めるための仕様を加えられた製品がしばらく必要ではないかと考えています。

あらたにスタートした国家ネーションファイトについては、具体的には五大国家+リリカルモナステリオについて、商品展開を主体としたサポートがグローバルに同期されている状態を目指します。

国家ファイトのコラボレーション作品について

日本語版においてすでに発表済みの「タイトルトライアルデッキ」「タイトルブースター」参戦作品について、英語版展開の有無について多数ご質問をいただいております。7月4日に英語版ブシロードTCG戦略発表会「Bushiroad English Conference 2021 Summer」を配信予定ですので、本件はそちらで公式に発表させていただきます。少しお待たせしてしまう形で恐縮ですが、続報をお待ちください。

※スライド画像はクリック(タップ)で拡大します。

「ブシロードTCG戦略発表会2021夏 大盛」より

Vスタンダード環境における「VR再版プロテクト」について

一定期間、具体的には2022年12月31日まで、Vシリーズに実装されていた封入レアリティである「ヴァンガードレア」=「VR」で収録したカードについて、今後の新規製品に封入いたしません。この、いわば一定期間の再版プロテクト措置を設ける主な理由は、Vスタンダードを継続して支援してくださっている店舗様、遊んでくださっているファイターの皆様に、今後のカード供給における指針をお示ししたかったからです。overDressシリーズの始動に伴い主流フォーマットが変更された中で、Vスタンダード構築環境に存在するカードの価値あるいは資産性における考え方のひとつの目安としていただければ幸いです。今回の「VR再版プロテクト措置」は日本語版と英語版に適用されます。ただし、リリース時期に大きな時差が生じているいくつかの言語、タイ語版やイタリア語版などはその対象外です。

「VR再版プロテクト措置」対象カード一覧 [PDF(140KB)]

グローバル原作としての日本語版展開について

グローバル展開のサポートを強化していく旨を先日打ち出させていただくにあたり、一部の、ずっとご愛顧いただいてきた日本のファイターの方から「これからは日本での展開やサポートが軽んじられてしまうのではないか?」といったご心配の声をお寄せいただくことがありました。これに回答させていただきます。

「カードファイト!! ヴァンガード」は、これからも日本でしっかりと作ってまいりますし、日本のお客様に楽しんでいただきたいという思いは変わりません。世界展開していくうえでも、日本はプロジェクトの基盤であり、グローバル展開作品のいわば原作開発の拠点です。「初心忘るべからず」を肝に銘じつつ、日本をはじめとする世界中のファンのみなさんの存在をしっかりと意識して運営してまいりたいと思います。

ちなみに、「どうしてグローバル展開していくの?」というご質問をいただくこともあります。これについては、まず第一に「ヴァンガードは海外にも数多く遊んでくださっているユーザーがおり、そうしたファンからの反響、確かな支持をいただいている手応えを感じているから」で、また「グローバル展開によって相応のブランド規模が保たれることで、開発・運営体制にも相応の投資を継続できるようになり、おそらくはご提供できるサービス(アニメ、カードゲームをはじめとした各種プロジェクト)の内容を良くできるであろうから、良くしたいから」ということになります。「そういう時代だよな」という、個人的な感想もあります。

イベントについて

日本語版の日本国内のイベント

日本国内においては二年連続して、リアルな会場では大ヴァンガ祭を開催できませんでした。国や地域によって感染症対策のあり方やワクチン接種状況などにも大きな隔たりがあり、イベント展開についてはそれぞれの地域のニーズと世情に寄り添った柔軟な対応を引き続きとっていくほかない、といえます。

日本語版の日本でのイベント展開については、緊急事態宣言の発令状況等も含め、日本国内でも地域差がはっきりと出てしまっている状況です。しかし、そんな中でも、VMC(Vanguard Masters Cup)をはじめとしたイベントシーンをしかるべきタイミングでどのようにリスタートするか、まだ詳細は明かせませんが、開催パートナー企業様とともに準備・検討しています。また、既報のきゅうしゅうかっぷ等のような、地域単位でまとまって完結する催事も展開してまいります。

カードファイトばかりではなく、アニメ作品ファンのための催事や企画も、時世を鑑みつつ、ご用意していく予定です。今の時点ではアニラジ企画「夜の園内放送」を配信してお届けしはじめているのに続き(是非聴いてください!)、東京渋谷のeplus LIVING ROOM CAFE&DININGにて「Vanguard overDress Fan’s Party」開催を告知させていただいております。Fan’s Partyに関しては、瀬戸トマリ役の遠野ひかるさんと大倉メグミ役の進藤あまねさんによる現地からの配信番組の放映を6月9日(水)に予定しておりますので、会場にはいらっしゃれない方にもお楽しみいただければと思っています。

日本語版の海外イベント

日本語版の海外でのイベント展開については多種多様です。東南アジア地域ではオンラインの大会やイベントが増加傾向ですが、中国語圏ではリアルイベントである大ヴァンガ祭のサテライト会場が大きく賑わっていたという嬉しい報告をいただいています。大ヴァンガ祭についてサテライト開催都市という概念をあらたに導入してみたのですが、みなさん、こちらはお楽しみいただけましたでしょうか?

英語版の世界各地でのイベント

英語版展開地域でのイベント展開についても、やはり地域ごとに状況が様々で、多種多様だなという実感です。先週末の「五大世紀の黎明」英語版発売タイミングの大会報告などをSNSでざっと眺めただけでも、Discordなどを活用したオンライン大会もあれば、店舗イベントもあり、中には100名をこえる動員のリアルイベントも見つかりました。100名超のカードファイトリアルイベント!! …多くの地域で感染症対策が進みますように。

そんな中、英語版で開催するBushiroad Spring Fest Onlineはとても意義のある試みだと思っています。タイムゾーンさえも違う世界各地のファイターのみなさんが同時に遊べるというのはオンライン時代ならではのものですが、同時に、これがみなさんに紳士的な振る舞いやマナーの徹底をお願いするという前提に拠っているところも重要です。競技シーンという意味で英語圏でかなり注目度の高い「これからのPスタンダード」については、この催事の状況をモニターするのと、アンケートの実施などを、まずはしっかりと行って参りたいと思っています。

ご挨拶

2通目のプロデューサーレター、いかがでしたか?
日英双方のoverDressブースターパック第1弾発売を待つうちに、あっという間に前号から3か月ほどの時間が経過してしまいました。大変お待たせいたしました。

あらためて「カードファイト!! ヴァンガード overDress」を送り出せたことに感謝します。
引き続き、ヴァンガードをどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまからのご意見、ご質問、叱咤、激励、さまざまなメッセージをお待ちしております。

カードファイト!! ヴァンガード

統括プロデューサー

森慶太

https://twitter.com/cfvanguard_PR

https://twitter.com/cfvanguard_en

https://twitter.com/KSMori_VG

バックナンバー

プロデューサーレター

プロデューサーレター vol.1

ページの先頭に戻る