みなさん、こんにちは!第8回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
現在、TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG NEXT」が好評放送中ですが、アニメに登場するキャラクターが使用するデッキ構築と、シナリオに合わせたファイト構成は、遊宝洞が担当しております。
そこで今回は、「天舞竜神」収録のクラン、《エンジェルフェザー》を使う羽島リンのデッキを解説していこうと思います。
《エンジェルフェザー》の使い手、羽島リン
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羽島リンがアニメ第5話および6話で使っている《エンジェルフェザー》のデッキがこちら。
羽島リン使用 《エンジェルフェザー》デッキ |
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グレード | カード名 | 枚数 |
4 | 聖霊熾天使 アルティエル | 4 |
4 | 聖黒熾天使 ガウリール | 4 |
4 | 聖霊熾天使 ラファエル | 4 |
4 | 聖霊熾天使 スリエル | 2 |
4 | 聖霊熾天使 オリフィエル | 2 |
3 | 黒衣の戦慄 ガウリール | 4 |
3 | 黒衣の献身 ファレグ | 3 |
2 | 黒衣の救済 アラトロン | 3 |
2 | 黒衣の裁断 ハールート | 3 |
2 | ナース・オブ・ブロークンハート | 4 |
2 | 黒衣の安眠 ザバニーヤ | 1 |
1 | 黒衣の鏡像 ハギーテ | 2 |
1 | 黒衣の通告 ナキール | 3 |
1 | 黒衣の爆撃 マーリク | 3 |
1 | 恋の守護者 ノキエル | 3 |
1 | ドクトロイド・レムノン | 4 |
0 | 黒衣の燭光 アズライール | 1 |
0 | クリティカルヒット・エンジェル | 4 |
0 | 黒衣の稲妻 ムンカル | 4 |
0 | ハイトレブル・エンジェル | 3 |
0 | ドクトロイド・リフロス | 1 |
0 | ナース・オブ・スイートハート | 4 |
キーユニットであるグレード3の「黒衣の戦慄 ガウリール」をメインとした、「救援(レスキュー)」主軸のデッキです。「救援」のダメージチェックによる追加のトリガーと、「ナース・オブ・ブロークンハート」による強化が主な責め……じゃなかった、攻め方です。
またガウリールとブロークンハートは相手のターンでも能力が発動するため、「聖霊熾天使 スリエル」や「ドクトロイド・レムノン」と組み合わせ、相手ターン中に「救援」を行うことによりヴァンガードのパワーを上昇させ、驚異的な防御力を発揮できます。
「天舞竜神」で加わった新たな切り札、それが「聖霊熾天使 アルティエル」です。ガウリールとお互いに相性も良く、1回目の超越でガウリールはジェネレーションブレイク2を達成し、アルティエルはガウリールの超越スキルによるコールによって「救援」のトリガーが無駄になりません。
アルティエルは基本的に1回目「救援1」、2回目「救援3」という使い方をしますが、表にするカードを工夫すると「1」→「2」→「3」と3回使う選択肢もあります。そこでこのデッキでは、そのコスト供給源としてソウルに入るトリガーを多く採用しています。
またアルティエルは「救援」によるトリガーだけではなく、その「救援」で得たカウンターブラストを自身の起動能力で一気に使い、ゲームを決めにいけるのも強みです。この決定力をより重視するならクリティカルトリガーを増やしてみるのもよいでしょう。
もう一つの切り札が「聖黒熾天使 ガウリール」。こちらは主にバトルフェイズでコールがたくさんできる盤面の時や、Gガーディアンによって速いタイミングでジェネレーションブレイク2を達成できた場合に選択します。
具体的には「黒衣の裁断 ハールート」や「黒衣の救済 アラトロン」などが揃っている時に超越するとよいでしょう。その場合の打撃力はアルティエルより上で、そのまま決着することもあります。
特に1枚だけ入っている「黒衣の安眠 ザバニーヤ」が出せる時は、積極的に狙っていけます。1枚とはいえ《エンジェルフェザー》は長期戦が得意なので、手札かダメージゾーンに来る機会は少なくないはずです。
「天舞竜神」から採用されたグレード3が「黒衣の献身 ファレグ」です。超越時の能力は今のところ事実上アルティエル専用ですが、コール能力はガウリールでも使用可能で、前列がいない時や「救援」によるトリガーを狙いたい時に重宝します。
ヴァンガードとしてライドすると少し寂しいですが、そこは《エンジェルフェザー》。「恋の守護者 ノキエル」や「黒衣の通告 ナキール」を駆使すれば「ガウリール」へのライドは比較的容易なはずです。
「天舞竜神」で注目のもう一種が「黒衣の鏡像 ハギーテ」です。ダメージゾーンが5点の時限定とピーキーな性能ですが、うまく使えた時のリターンはかなりのものです。「聖霊熾天使 ラファエル」による長期戦では狙ってみる価値はあります。
「ハギーテ」や「黒衣の爆撃 マーリク」はスタンドトリガーとも相性が良く、クリティカルトリガーを乗せたリアガードや自分自身をスタンドすると大変なことになります。アニメでも羽島先輩、ノリノリでやっていましたね。
とはいえこの救援重視の構成は扱うのが少し大変です。難しいと感じたなら、イラストも新しくなって「天舞竜神」に再録された「サウザンドレイ・ペガサス」に変更してもよいでしょう。シンプルながら、また別の強さを持つ良いカードです。
最後にファーストヴァンガード。今回は「カードファイト!! ヴァンガードG」にて初登場した時と同じく「黒衣の燭光 アズライール」でした。別のカードでも……という構成もあったのですが、ファイト期間が少し空いていたため、“羽島リン”として思い入れのあるカードを採用しました。
という訳で今回はキャラクターを交えつつ、《エンジェルフェザー》のデッキをご紹介しました。
ヴァンガードはその世界観とカードゲームが同時に楽しめるコンテンツです。キャラクターのデッキやカードへの理解が深まる、またキャラクターやユニットたちへの理解が深まれば、その両方がもっともっと面白くなりますよ!
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。
それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!
さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。 |
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