10周年記念 ヴァンガード WGP 東京会場 会場レポート

10周年記念 ヴァンガード WGP 東京会場 会場レポート

2021年12月25日(土)・26日(日)に開催された「カードファイト!! ヴァンガードoverDress」の大型公式イベント「10周年記念 ヴァンガード WGP」!
昨年の「WGP2020日本選手権」は、新型コロナウイルスの影響で形式を変更しての開催となっていたので、ヴァンガードファンにとっては約2年ぶりの大型イベントだ。今回は入り口で検温とアルコール消毒を行い、さらにファイター同士の距離を取った対戦卓、各テーブルにアルコール除菌シートを設置など、感染症対策を十分に講じた上でのイベント開催となった。
当日の東京は真冬の冷え込みとなったが、待望の大型イベントには2日間で1,000人以上のファイターが集まり、会場内で熱気あふれるファイトを繰り広げた。

ファイト後には、設置された除菌シートでテーブルを拭いて消毒。ファイターの皆さんも、感染症対策に積極的に協力していた。

25日のステージには、声優の石井マークさん、橘田いずみさん、前田誠二さんに、プロレスラーの真壁刀義選手、「ヴァンガードZERO」広報“VANGIRLS”の寺坂ユミさん、そして“ヴァンガードの伝道師”ドクター・オーと、2年ぶりの舞台にふさわしい超豪華な面々が登場!
ファイトイベントでは、構築ルール「Vスタンダード」の大会に加えてさまざまなサイドイベントも開催された。

26日は、前日に引き続きの登壇となる石井マークさんに加え、声優の森嶋秀太さん、伊藤昌弘さん、そして緊急出演となった声優の中島由貴さんが開会式に登場!ヴァンガードファンを喜ばせた。
ファイトイベントでは、構築ルール「スタンダード」の大会が開催。25日の「シングルファイト」と、26日の「WGP地区大会」は4月に開催される全国大会への出場権をかけたファイトということで、腕に覚えのある強豪ファイターが多数参戦する激戦となった。

26日の「WGP地区大会」は、2日前の24日に発売したばかりの最新セット『覚醒する天輪』が使用可能なレギュレーションでの初の公式大会。早速、最新カードを採用した強力なデッキで戦いに挑むファイターも多く見受けられた。

『覚醒する天輪』では、強力な「グレード4」のユニットが登場!現環境の注目カードたちだ。

東京地区は、予選2回戦を勝ち抜いたファイターが3つのブロックに分かれて本選を戦い、各ブロックの上位8名が決勝トーナメントに進出する大規模な大会となった。SNSなどでは『覚醒する天輪』で強化された《極光戦姫》や《マグノリア》《ブルース》などのデッキが有力と見られていたが、決勝トーナメントに勝ち残ったデッキタイプは以下の通りとなった。

※スライド画像はクリック(タップ)で拡大します。

予選ではその予想通り《極光戦姫》を使用するファイターが多く見られたが、本選に進むと《マグノリア》《ブルース》と同程度に。そして決勝トーナメントには、ライドラインが《ブルース》でもG4を採用していないファイターのように、長く使い込んだ戦略のデッキを選んだファイターも多く勝ち残る結果となった。
これは、最新セットのカードやプレイングを研究する時間が短いぶん、練度のアドバンテージが大きく影響したのかもしれない。発売直後という、ある意味で特別なタイミングならではの結果とも言えるだろう。

そして東京地区大会の激戦を勝ち抜き、全国大会へ駒を進めたのは“世界型”《ネルトリンガー》を使った「ぱんぱーす」選手、《ニルヴァーナ》を軸にした速攻デッキの「タクト」選手、そしてG4採用型《ブルース》デッキの「えな」選手の3人!

Aブロック優勝:「ぱんぱーす」選手

Bブロック優勝:「タクト」選手

Cブロック優勝:「えな」選手

この中で「えな」選手が戦ったブロックCの決勝戦の模様と、優勝者3名のインタビューを次の記事でお伝えする。
強豪同士の熱いファイト、そして優勝者から見た現環境の分析は、これから各地で開催される地区大会に参戦するファイターの参考になるのではないだろうか。

「10周年記念 ヴァンガード WGP」の次回開催は、2022年1月16日の福岡会場。
新たなデッキの研究も進み、さらに進化した環境でのファイトに期待したい!

(文=神田秀人)

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