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『週刊ヴァンガードコラム』

第41回 『デッキ紹介~綺羅星の歌姫』

みなさん、こんにちは!第41回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
先日2017/7/7に発売されましたトライアルデッキ「歌姫の初舞台」&クランブースター「七色の歌姫」、皆様は手に取っていただけたでしょうか?今回は発売後の恒例となっております、デッキの紹介と解説をしていきたいと思います。
 
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「歌姫の初舞台」の商品情報はこちら!
 
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「七色の歌姫」の商品情報はこちら!
 
……とは言いましたものの、定番どころのデッキはこちらにもありますので、このコラムでは一風変わったものをご紹介いたしましょう。
 
そのデッキレシピはこちら。

【綺羅星 オリヴィア】

グレード カード名 枚数
4 学園の綺羅星 オリヴィア 4
4 パーフェクトパフォーマンス アンジュ 1
4 Chouchou 超主役 ラプリア 2
4 必見の大団円 ファイナル・プリシラ 2
4 祝福の歌声 ローリス 1
4 至高の宝珠 サンディー 2
4 卓越の高貴 シトロン 2
4 波間の美唱 ナージャ 1
4 触れ合う手と手 レオナ 1
3 華踊る綺羅星 オリヴィア 4
3 未来の呼び声 ローリス 1
3 胸に秘めた煌めき スピカ 1
3 希望の光星 シズク 1
3 喝采の美声 ローリス 1
3 大いなる飛躍 リディ 1
2 愛の集大成 エレノア 1
2 熱き羨望 マロニエ 1
2 夢への階段 シズク 1
2 激音の洗礼 リンウェル 1
2 正統派 セティア 1
2 憧れの煌めき スピカ 1
2 全力アイドル サーニャ 1
2 ブリリアントオーシャン エリー 1
2 元気の魔法 ウィータ 1
2 素朴な魅力 ワカナ 1
2 Duo 純白の結晶 リッカ 1
1 とびきりの新入生 シズク 2
1 Chouchou コリン 1
1 マーメイドアイドル エリー 1
1 ミラクル・ツインテール ウィズ 1
1 空想委員 ククリ 1
1 零れる涙 スバル 1
1 がんばる才能 シャンディー 1
1 高峰の大輪 アイナ 1
1 白と黒の清浄 ユカ 1
1 Duo 海月の傘 クーラ 1
1 魔法の応援 ニナ 1
1 ブレザープレジャーズ 1
0 笑顔の原石 サンディー 1
0 憩いの妖精 ルフナ 1
0 甘い誘惑 リコ 1
0 PR♥ISM-M ティモール 1
0 PR♥ISM-M アドリア 1
0 ハートフルエール ファンディ 1
0 熱帯の調べ メルヴィ 1
0 プンプンバルジ マハカ 1
0 トゲトゲビート アーティ 1
0 Duo 気高き冠 マデイラ 1
0 ガンスリンガースター フロリダ 1
0 必殺パンチ!ミチル 1
0 大切なフレーズ レイナ 1
0 ダンシングデザイナー ローラン 1
0 お寝坊注意! クルク 1
0 水面にジャンプ! アメリ 1
0 バミューダ△候補生 シズク 1

大作映画のキャストのごとき長さになっておりますが、このデッキの主役はもちろん、ノーマルユニットで唯一4枚入っている……
 
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華踊る綺羅星 オリヴィア」その人です。7枚公開して、出てきたユニットがすべて別名ならコールできるという独特な効果を持つ彼女ですが、初めは「バミュフェス♪♪入賞 PRカード&グッズセット」でデビューしました。
 
プロモーションカードだった彼女も、今回の「七色の歌姫」で晴れて再録となりました。その高い独自性に加え、前回のコラムでお話しした“《バミューダ△》の魅力”を十二分に味わえる点、そして何より新しいユニットが来るたびに少しずつ確実に強くなるデッキ性質から、まさに「“プロモーション”という意味では最高峰の1枚」といえるほどの人気を博していたので、これは嬉しい限りです。
 
もちろんオリヴィアデッキですから最も引きたいカードであり、4枚入っています。しかし、彼女の特性から、それなりの確率で裏目に出てしまうとも。そういう時に「オリヴィア力(ちから)が溢れてしまったか、仕方ない」と割り切れない場合は、3枚にして汎用性の高い「Chouchou 初舞台 ティルア」を入れてもよいでしょう。
 
オリヴィア以外のカードはもうほぼ1枚ずつの採用なのでぱっと見、なにがなにやらわかりませんが、こういうタイプのデッキを読み取るコツは“役割別”にカードを見ていくとよいでしょう。
 
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例えば、最もわかりやすいのがこの4人のユニット。彼女たちは派手さこそありませんがコスト回復を担う名助演女優チームといったところで、オリヴィアやトリガーユニット(リッカであれば本人も)などが溜めてくれたソウルをカウンターブラストに変換してくれます。
 
4種類のカードではありますが役割の方向性は基本同じ。というかニナクーラは能力自体も実質同じだったりします。まったくバラバラなユニットを入れるのもそれはそれで楽しいですが、こういう感じで組んでいくとデッキが纏まりやすいでしょう。こういう考え方は何もオリヴィアデッキに限ったことではありません。
 
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こちらの4人はアタッカー役。特にセティアマロニエはメインを張れるユニットで、ソウルに移動したり、手札に戻す予定のユニットを活用することで非常に高い攻撃力を発揮してくれます。
 
リンウェルサーニャは上昇率こそ大きくありませんが、回復役のニナやクーラを後列に配置しても安定した打点を確保できるのが魅力。またグレード3と4のオリヴィアが持つ特性上、完全ガードをコールすることも多く、そういった時も役に立ってくれます。
 
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守りの要は完全ガードですが、《バミューダ△》には守護者以外にも侮れないタレントが揃っています。このデッキでは「ブレザープレジャーズ」がその役を担っており、Gガーディアンの「卓越の高貴 シトロン」との組み合わせは最初期のカードとは思えないほど強力です。
 
前述のリンウェルをコールしても同じことができますし、盤面次第では配置役はシトロンでなくウィータでもOK。またヴァンガードがオリヴィアではない時のプランとして「零れる涙 スバル」も強力です。スバルはオリヴィア一本!でいくなら「PR♥ISM-I クリア」&「触れ合う手と手 レオナ」のペアにシフトしてもよいでしょう。
 
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そしてオリヴィア以外でメインデッキに唯一2枚採用されているのが「とびきりの新入生 シズク」。彼女は本当に“とびきり”の強さで、超越をフォローしてくれる「頑張る才能 シャンディー」を沢山採用できないオリヴィアデッキにおいては他のデッキ以上に大切な女房役。
 
ファーストヴァンガードの「候補生」、G2の「夢への階段」も入っていますし、それぞれオリヴィアにアクセスするという重要な役割を持っています。なんなら彼女のためにグレード3が普段より多く採用されているといっても過言ではありません。
 
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Gユニットは、先攻Gガーディアンを絡められるなら基本ひたすらオリヴィア、後攻の場合はラプリアで手札を作っていくのがよいでしょう。盤面次第でローリスを選択肢に入れていきましょう。かなり防御力の高いデッキでもあるので、GB8であるプリシラも活躍してくれるはずです。
 
Gガーディアンのメインはシトロン。もちろん前述のとおりレオナに振ってもよいでしょう。ヒールトリガーをかなり引き込みやすいデッキなので、いざという時の“表のGガーディアン3枚の状態からサンディー連打→プリシラ登場!”という荒業も意識して、プリシラは2枚になっています。
 
ご紹介したデッキはハーモニーをリアガードの主軸にしていますが、他にも組み合わせられるユニットは無数に存在しますし、バリエーションの豊富さとアドリブ感溢れるジャズセッションのような面白さこそ【オリヴィア】最大の魅力。
 
皆さんもぜひ興味があれば色々な【オリヴィア】を試してみてくださいね!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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