『週刊ヴァンガードコラム』バックナンバー 第58回

『週刊ヴァンガードコラム』

第58回 『不屈の生命、幻想の花』

みなさん、こんにちは!第58回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回は、来月12/8に発売となりますエクストラブースター、「The AWAKENING ZOO」に収録されているクランから、《ネオネクタール》のユニットたちを、その開発エピソードを交えつつご紹介いたしましょう。
 
写真
エクストラブースター「The AWAKENING ZOO」の商品情報はこちら!
 
季節がめぐるのは早いもので、このコラムで《ネオネクタール》を取り上げるのも4回目、最初にご紹介したのも「アーシャ」についてのお話でした。あれから地球では四季が過ぎて一年がたち、ヴァンガードも「GZ」に進化しています。
 
現在配信中のアニメ8話でも、「The AWAKENING ZOO」の新ユニットたちがたくさん登場しています。ネタバレ的要素がありますので、もしまだ見ておらず、かつネタバレ系はちょっと…という皆様はぜひ配信をご覧になったうえで読み進めてください。それでは、さらに進化した《ネオネクタール》のユニットを見ていきましょう!
 
 
 
 
 
 
 
 
写真
→カードの拡大画像はこちら
 
まずはこの2人の花乙女、「栽植の乙女 オズ」「共に咲く乙女 ケラ」。もうお気づきだと思いますが、彼女たちは「竜皇覚醒」に収録されていた「盛運の乙女 ディアン」と共に、《ネオネクタール》初のトライアルデッキ「純真の花乙女」にいたユニットたちなのです!
 
彼女たちは皆、トコハちゃんの分身ユニットであり《ネオネクタール》の姫君であるアーシャと縁の深いユニットたちで、「The AWAKENING ZOO」の企画でかなり早い段階から新たな姿となることが決まっていました。
 
ここだけの話、最初はディアンも「The AWAKENING ZOO」収録の予定でしたが、あえて「竜皇覚醒」に収録することで、【アーシャ】デッキを使ってくれているファイターの皆さんに「これはもしかして……」というイメージを持ってもらった方が楽しいだろうということで、先駆けて収録したという経緯があったりします。
 
「栽植の乙女 オズ」は昔と同じくファーストヴァンガードとして活躍してくれるユニットで、シンプルながら使いやすい能力を2つ(先駆も含めると3つ)持っています。「開花」能力は+2000のみと小さな効果ですが……持っていること自体に意義のある能力です。もちろん、ドローの方もわかりやすく有用な効果です。
 
「共に咲く乙女 ケラ」はまさにディアンのグレード2版といったテイストで、妨害に強い「抵抗」を持ちつつ、後列でも前列でも活躍できる「開花」も併せ持っています。彼女とディアンは、アーシャがいるとパワー10000&8000になるのも、「純真の花乙女」の頃を想起して欲しいなというものだったりします。
 
写真
→カードの拡大画像はこちら
 
新たなGユニットも収録されています。これまで四季を司る「花乙姫」たちがトコハちゃんやアーシャの力となってくれていましたが、ついに四季を統べる花乙姫が登場します。彼女こそ、「四季の花乙姫 ヴェルヘミーナ」! ヴェルヘミーナの花は「春の桜、夏の向日葵、秋の紅葉、冬のスノードロップ」の全部盛り。
 
彼女の能力は同じく四季の花乙姫である「立春の花乙姫 プリマヴェーラ」に少し似ていますが、より「開花」に特化したものになっており、特に前述のケラやディアンたちと相性ばっちり。もちろん、他にもいろいろな選択肢が取れる優秀なユニットです。
 
また「ジェネレーションブレイク4」に達することで、さらにリアガードのパワーが上昇、あまつさえクリティカルまで上げてくれるという驚異の能力も併せ持っています。こちらは永続効果なので連続アタックやスタンドトリガーなどと組み合わせると更なる爆発力を発揮してくれます。
 
そしてもう一枚、トコハちゃんとアーシャに縁の深いユニットがグレード4となって顕現してくれました。なんと新たな姿は、姫君を護る約束を果たすGガーディアン……「絆の守護銃士 アンテロ」!
 
彼もケラたちと同じく、「The AWAKENING ZOO」の早い段階で“絶対にやりたい事”に挙がっていました。そしてその能力は、生命が謳歌している時か、逆に苦難に立たされている時にこそ輝くものとなっています。
 
昨今では退却を始めとした妨害系の効果もかなり強烈なものが揃っているため、彼の能力はアーシャのみならず、《ネオネクタール》のあらゆるユニットたちを護ってくれることでしょう。
 
写真
→カードの拡大画像はこちら
 
今回、最後にご紹介するのはもちろん《ネオネクタール》の姫君、「幻蒼のラナンキュラス アーシャ」です!
 
定番の「ストライドスキル」、スペリオルコールの能力もさらに高位なものに進化しており、「開花」を持つユニットであれば山札から即座にコールできるようになっています。さすがに何でもという訳ではありませんが、今回ご紹介したオズ、ケラ、ディアンの3人もしっかりコールできます。
 
また、もう一つの能力も自身や《ネオネクタール》全体の事情とよく噛み合っており、よっぽどのことがない限りコール先が枯れ果ててしまう事態はもう起こりません。盤面のカードも合わせて山札に戻すこともできるため、「開花」を含む登場時効果をさらに有効に使うことができます。
 
ガラッとイメージを変えて蒼を基調とした新たなアーシャ。トコハちゃんや《ネオネクタール》と共に成長を続けてきた彼女は、グレード3としても3種め、Gユニットも合わせれば5種め。素晴らしいイラストも相まって本当に感慨深いものです……
 
地球には天然の蒼いラナンキュラスはまだありませんが、きっとかの地には、幻の蒼い一輪が、力強く咲いているのでしょう。
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

↑ページのトップへ

中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

最新の記事はこちら

↑ページのトップへ

ページの先頭に戻る