『週刊ヴァンガードコラム』バックナンバー 第71回

『週刊ヴァンガードコラム』

第71回 『栄光のオーロラ』

みなさん、こんにちは!第71回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回からは、はやくも今月3/30に発売となります《バミューダ△》のクランブースター「歌姫の祝祭(フェスタ)」から、収録されている歌姫の面々を、その開発エピソードを交えつつご紹介したいと思います。
 
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クランブースター第7弾 「歌姫の祝祭(うたひめのフェスタ)」の商品情報はこちら!
 
お気づきの方も多いと思いますが、実は昨今の《バミューダ△》クランブースターには、お披露目の時期や歌姫たちのキャラクターに合わせる形で様々な「テーマ」が毎回掲げられていたりします。
 
たとえば「七色の歌姫」は7/7発売、夏はこれから!というような装いとなっていますし、その一つ前の「祝福の歌姫」は6月ということで煌びやかな花嫁衣裳……という塩梅です。そして今回は3月、ちょうど節目の時期ということから「戴冠式」のイメージ!
 
惑星クレイでも間違いなく期の移り変わりはあるでしょうし、そうなればきっと《バミューダ△》でも輝かしい活躍をした歌姫たちが表彰されるイベントなんてのも!というとことからスタートしたものとなっています。
 
そして、一番にご紹介するのはこの歌姫――
 
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――「オーロラスター コーラル」!
 
数多の偉業を達成し、それでもなお努力し前進を続ける“極光の歌姫”。今回はついに新たな……いえ、新生したグレード3として「ストライドスキル」を引っ提げての登場です。
 
クレイでの活躍だけではなく、カードの方でも様々な記録を持つ彼女ですが、今回の収録で最も議論が起こったのはもちろん、彼女のグレードをどうするか。すでに2種のグレード4を持っているわけですから、実際のところ3種目が登場しても劇的な感じはそれほど受けませんでした。
 
新たなGユニットを模索するよりも、「超越」を象徴するもう一つの存在である「ストライドスキル」を持つグレード3、通称“ストライダー”の方が明らかに“デッキ単位で見た新たなコーラルさん”としてインパクトがあり、かつ活躍する姿が容易にイメージできます。
 
そしてさらに、そういうことであればもう1枚のグレード3はおそらく「シャングリラスター コーラル」が想定されますから、その「クロスライド」も実現できる「オーロラスター」の新生!これに決まりました。
 
こうして登場したのがある意味究極にして始原の「オーロラスター コーラル」という訳です!彼女の特徴であるソウル由来の能力もしっかり継承しつつ、さらには「クロスライド」のコンセプトと統一感が持てるように、どちらの彼女にライドしてもパワー13000が実現できるようになっています。
 
「ストライドスキル」も超強力、かつ登場時にも発動する最新式。ドローを進めながら全体強化するという至れり尽くせりの効果でありながら、さらに手札にコーラルがいるなら、いきなり「クロスライド」相当のパワーを発揮することも可能なのです。
 
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もちろん今まで通り、「歌姫の祝祭」では彼女を支える頼もしい仲間たちが登場しています。ニューフェイスのトリガーユニット「幼き自信家 ホノカ」、そしてなんと《バミューダ△》最初のエクストラブースターからの再登場となる「水色のトキメキ ミルトア」!
 
ホノカはその自信に十分見合うほどの超優秀なスキルを持ち、手札からでもソウルからでも使用可能というかなり斬新なクリティカルトリガーユニット。“連携ライド”であるコーラルをがっちりフォローアップしてくれます。
 
最初期の定番ユニットであったミルトアもグレード2となり、そのドロー能力がさらにパワーアップしての登場となりました。彼女もホノカ同様、アプローチが広範囲なのがとにかく頼れる1枚です。
 
もちろんコーラルと一緒に使ってあげることが最も彼女のポテンシャルを発揮できる方法ですが、ソウルからドローする能力は何ならどんなデッキにも入れることができるため、もしかしたらまた色々なデッキで彼女の姿を見かけることがあるかもしれません。
 
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そして当然、コーラルさんにはSPバージョンも収録されています!
 
端的に言って最高です。
 
ちなみにホノカ、ミルトアの登場によってコーラルさん、デッキで“とある事”が実現できるようになりました。《ギアクロニクル》から「スチームスカラー カー・ランマ」をスカウトしてくればさらに完璧です。あ、ヒールがなかった……むむむ。
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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