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第13回 『超爆!《ディメンジョンポリス》』

みなさん、こんにちは!第13回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回は、来年1月13日発売の「俺達!!!トリニティドラゴン」に収録されている《ディメンジョンポリス》と、クラン能力「超爆(バースト)」の開発エピソードをお話ししたいと思います。
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現在、アニメ「ヴァンガードG NEXT」でクロノ君達の「ストライダーズ」とツネトさん率いる「チーム・トリニティドラゴン」の決勝戦が放送中です。私もトリニティドラゴン大好きなので、毎週楽しみにしております。
 
そんなトリニティドラゴンの《ディメンジョンポリス》使いの山路カル君。彼のデッキは【イニグマン】を主軸とした構築ですが、《ディメンジョンポリス》の魅力はそれだけではありません。
 
ヒーロー、怪獣、巨大ロボ……そういった“モノ”が大好きな人にはたまらないクラン、それが《ディメンジョンポリス》です!
 
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《ディメンジョンポリス》の基本戦術はヴァンガードの強化。仲間の力を受け取ったヴァンガードが、超強烈な一撃を放つ!というのが《ディメンジョンポリス》の特徴でありテーマなのです。(怪獣などの“悪役”は逆に弱体化が得意だったりします)
 
その《ディメンジョンポリス》のクラン能力が【超爆(バースト)】です。これはブースターパック第7弾「勇輝剣爛」で登場した能力ですが、前述のテーマに沿って、ヴァンガードがパワーアップしているほど強くなる、というイメージの能力になっています。
 
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「超爆」は「勇輝剣爛」で《ディメンジョンポリス》が久方振りの収録となった際、さらなる発展を目指して作られたものですが、そこにはある目的がありました。
 
それはリアガードの強化です。それまでの《ディメンジョンポリス》はヴァンガードの強化にかけては逸材揃いだったものの、自身の強化や他のリアガードの強化はちょっと寂しい状態でした。
 
しかしただ自分だけが強くなるリアガードを作っても、それは《ディメンジョンポリス》のユニットというイメージを持てません。なぜなら、そこには《ディメンジョンポリス》のテーマが感じられないからです。
 
彼らの持つテーマを外れない形で、リアガードの強化を行うには?そこで開発されたのが、ヴァンガードが強くなればなるほど、自分も共に強くなる能力でした。これなら今までの動きを踏襲しつつ、リアガードの強化を実現できます。
 
同時に「超爆」のほぼすべてを2段階の強化にすることで、「パワーアップ、そしてさらにパワーアップ!」という今までと少し違うイメージをつけつつ、ヴァンガードの強化に対する達成感も高くなるようになっています。
 
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「俺達!!!トリニティドラゴン」でもこの要素は受け継がれつつ、さらに発展しています。「宇宙勇機 グランベレー」は、自身のパワーアップも行いつつ、機を見て自身の持つパワーをヴァンガードのパワーに“変換”できる能力を持っています。
 
カル君が使う【イニグマン】にも「超爆」を持ったユニットが登場しています。「イニグマン・メガカレント」も、自身の強化を行いつつ、ヴァンガードを“イニグマン的に”パワーアップさせてくれます。
 
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この「ヴァンガードとリアガードの連携」を体現しているカードが「超宇宙勇機 エクスリード」、そしてカル君も使っていた「イニグマン・ギガストーム」です。「グランベレー」は自身の強化をヴァンガードに還元するといった能力でしたが、彼らはその逆です。
 
どちらもリアガードの力を借りて、またはリアガードと共にパワーアップし、そのパワーをさらにリアガードへ還元する能力を持っています。“共に強くなる”なら、《ディメンジョンポリス》の王道を維持したまま、様々なカードを作ることができたのです。
 
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リアガードとの連携という要素、実はもう一枚印象的なものが《ディメンジョンポリス》にはすでに存在していました。そう、「コマンダーローレル」です。
 
新たなGR「大銀河総督 コマンダーローレルD」も、インパクト抜群だった「ローレル」の能力を踏襲しつつ、ヴァンガードとリアガードの絆を力とする「超爆」を持つユニットとして帰ってきました。
 
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そして、その「超爆」の集大成として生まれたカードが「駆け抜ける英機 グランギャロップ」です。彼はG3から「超爆」を持ったG4になり、そしてまた新たなG3として登場しました。もちろん「超爆」も持っています。
 
《ディメンジョンポリス》が得意なもう一つの要素、それがクリティカルの増加です。「超爆」の獲得により、リアガードでも強化が可能になったのならば、「超爆」のオピニオンリーダーたる彼が「超爆」によってクリティカル増加を得るのは必然だったのです。
 
もちろん、「超爆」ならパワー+8000できる「ストライドスキル」もかなり強力で、GRの「ローレルD」であればこの時点でパワー23000、あと1枚分、なにかで強化してやれば強烈な「超爆」スキルを放つことができます。
 
「俺達!!!トリニティドラゴン」では、他にも衝撃的な《ディメンジョンポリス》のユニットがたくさん収録されています。「今日のカード」や「ヴァンガ情報局」での公開を楽しみにしていてください!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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