みなさん、こんにちは!第59回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
早いものでもう12月、皆様いかがお過ごしでしょうか?今週末に迫りましたエクストラブースター、「The AWAKENING ZOO」に収録されているクランから、《メガコロニー》のユニットたちを、その開発エピソードを交えつつご紹介いたしましょう。
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はるか昔より“ズー”のどこかに存在する秘密基地から、惑星クレイ全土で組織的犯罪を行なっている悪の昆虫王国、それこそが《メガコロニー》!そして「ヴァンガードGZ」および「The AWAKENING ZOO」では、ついにその頂点に君臨する“女王”の存在が明らかになりました。
《メガコロニー》と言えば犯罪結社らしい、なんならちょっと回りくどいやり方での妨害が代名詞。特に“パラライズ”と呼ばれるスタンド封じや行動制限などを得意としています。また、クラン能力「暗躍」も、相手の状態を参照するものになっています。
それではさっそく、偉大なる女王陛下に仕える者たちから見ていきましょう。
まず最初はこの方、完璧で最強の怪人、若…じゃなかった「威圧怪王 ダークフェイス・アルキデス」。
その能力は自己強化と、列指定のパラライズ。どちらかというとリアガード向けの、かなり優秀なグレード3です。列指定なため「抵抗」に強く、かつ2枚“パラライズ”できれば相当な効率となります。もちろん、「暗躍」との相性もばっちりです。
パワー10000&スキル持ちユニットである「光角怪人 デンジャラスホーン」も強力なグレード2で、序盤から終盤まで安定した活躍(暗躍?)をしてくれるユニットです。特に“パラライズ”による妨害が主流となる《メガコロニー》では、パワー10000はかなり重要な存在だったりします。
パワー不足で後列をコールせざるを得ない状況に追い込み、そこをきっちり“パラライズ”、これが今後の《メガコロニー》の黄金パターンとなるでしょう。
サポート系ユニットもなかなかの悪党が揃っています。いそうでいなかったドローユニット「バッドラック・スター」は、わずかなコストで手札消費を抑えつつ、盤面を構築することができる渋いユニット。3枚条件とはいえヴァンガードもカウントできるのがとてもかしこいグレード1です。
《メガコロニー》の弱点を埋めるユニットもいます。それがファーストヴァンガード候補の「傑出怪人 プロムラーバ」。「時翔」やスタンド状態の「抵抗」持ちユニットなどの処理できないユニットが残ってしまっても、コイツがいれば安心。サッとレストしてくれます。
とはいえこの辺りの選択は悩ましく、「幼年司令 ローゼンベルク」なども非常に優秀なので、どのグレードにどういった役割のユニットを配置するかは使い手の好み次第といったところでしょう。
堅いユニットでコールさせ、サポートユニットで縛った後は“怪神”のお出ましです。新たなGR、「毒鎌怪神 オーバーウェルム」はやりすぎともいえるほどの力を持ったGユニットです。
大量ドローが弱いわけがありませんし、これを恐れてあまりコールしなかった場合にはクリティカルとドライブが+1と、隙を生じぬ2段構え。なんなら相手のリアガードがレストの1枚のみの時は大惨事になります。
さらに「ジェネレーションブレイク3」も持っており、相手が疲弊していればしているほど全軍が強化されるというダメ押しっぷり。例えば裏のカードが2枚でも+4000なので、かなり強烈な効果と言ってよいでしょう。
しかしコールもカウンターブラストも相手の自由意志。「対応されちゃうとなあ……」という不安があるのは事実です。しかしそんな不安も、このお方がいれば何の問題もありません。それではご紹介しましょう!
「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」!
これまでGユニット「無法怪神 オブティランドス」のみが持っていた、コールそのものを封じる驚異の能力を持ったグレード3。しかも超越時の「ストライドスキル」だけではなく登場時も発動可能と、圧倒的な支配力!
さらに恐ろしいのがもう一つの能力。なんと、相手のカウンターブラストを“吸い取って”しまうスキルをも持っています。ちなみに“吸い取る”といっても別に相手のダメージゾーンが全部裏でも問題なく発動できます。
どちらのスキルも相手のプランを大きく崩壊させ、こちらが主導権を握ることができるようになります。というよりここまで強烈だと相手も意識してファイトを進めざるを得ず、降臨する前から影響力を及ぼしていると言っていいほどです。
コールそのものを封じ、カウンターブラストすらも奪うスキルの組み合わせで、リアガード、ヴァンガード、それどころかユニットを越え相手ファイターさえも“パラライズ”するメガコロニーの極致ともいえる強力なユニットです。
陛下万歳!な若…アルキデスさんの気持ちもよくわかります。女王陛下率いる新たな《メガコロニー》、ぜひ遊んでみたくださいね!
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。
それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!
さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。 |
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