『週刊ヴァンガードコラム』バックナンバー 第67回

『週刊ヴァンガードコラム』

第67回 『もっと魂(ソウル)を!』

みなさん、こんにちは!第67回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回も前回に引き続き、2/23に発売となります「竜神烈伝」に収録されているカードから、闇に生きる《ダークイレギュラーズ》のユニットたちをご紹介しましょう。
 
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ブースターパック第14弾「竜神烈伝(りゅうじんれつでん)」の商品情報はこちら!
 
《ダークイレギュラーズ》がどのようなクランであるのかということは以前のコラムでもお話ししましたので割愛しますが、端的に言えばソウルを力に変え、退却や高い打撃力、防御力を駆使して戦うクランです。
 
「竜神烈伝」においても、そのソウルへのアプローチはさらに多角化し、より強力なものへと進化しています。それではさっそく、見ていきましょう!
 
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まずはいきなり花形ユニット、「夜明けへと進む者 シャルハロート」!新たなステージへ進む彼の能力は、これまでの効果を詰め込んだかのような超豪華なものとなっています。
 
「ストライドスキル」はソウルを増加しつつ、ソウルをあたかも手札であるかの如く自在に扱う驚異的なものへ進化していますし、何なら手札を1枚ソウルへと「仕込む」ことも可能なので、その戦略性はかなり多岐にわたっています。
 
ターン終了時に発動する【深闇(ダークネス)】も、タイミング的に超越と相性も良く、組み合わせ次第では早い段階から仕掛けていく事もできますし、「ストライドスキル」同様に、ユニットをソウルに置く目的も同時にこなせばとんでもない効率となることでしょう。
 
今回の彼はヴァンガードおよび超越にかなり特化した能力になっていますが、大量のソウルを活用することで、例えば「罪を灌ぐ者 シャルハロート」のようなリアガードで強いユニットを手札に加えることも可能なので、とにかく使い勝手抜群です!
 
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「竜神烈伝」にはちょっとユニークな【深闇】ユニットも収録されています。「フォルシング・ヴァンピーア」、「ギャンボリング・サイコキラー」あたりは中々興味深い個体と言ってよいでしょう。
 
どちらも相手ターン中にも動く能力を持っており、不意にソウルチャージができれば、相手の思惑を大きく外すことができます。シャルハロートが非常に汎用性の高い能力を持っているため、こういった一芸のあるユニットを少し採用しておくと、より闇の深いデッキになるかもしれません。
 
とはいえ、相手のターンにソウルチャージできる手段はあまり多くありませんでした。以前のコラムでご紹介した「リスティヒ・ヴァンピーア」や同じく「鬼神降臨」の「ヴェアカッツェ・レクルト」、あとは最初期の「ロック・ザ・ウォール」とか、ヒールトリガーの「専門医 ヴィンセント」……?
 
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しかしこれからは違います!「竜神烈伝」では、相手のターンにソウルを増やせるユニットが、しかもかなり強力な効果を引っ提げて登場しているのです!
 
「絶縁の堕天使 アクラシエル」は、ぱっと見「うーんまあ悪くないけど、これなら「貪欲のサキュバス」とか「クローゼット・バルーン」でも……?」と思いきや、守護者のコストが“ソウルに置く”になっていて二度見するという妖しいユニットです。もちろん【深闇】を持っていますので、シャルハロートがいれば不意にソウルに入ってしまっても安心。
 
「アモンの眷属 アビズム・ラスト」は新定番となりつつあるヒールトリガー。さすがにあまりにも固すぎるので(というか同系統なので)シャルハロートで回収することはできませんが、カウンターチャージとソウルチャージの有用性は言わずもがな。
 
さらに新たなGガーディアン、「降り積もりし愛執 ドルジ・ナス」もソウルを増やす選択肢を持っています。後列にソウルにいてもよいユニットがいれば手札に変換でき、しかもシールド増加部分とは枚数参照こそすれどリアガードをソウルに置く必要はないため使い勝手がよく、非常に優秀です。
 
《ダークイレギュラーズ》は元々、ガーディアン達もかなりの粒ぞろいでしたが、今回加わったユニットたちも、相手の虚をつくソウルチャージで目論見を外すほかに、返しのターンでの攻勢を想定外の威力に高められる要素もあるため、より強力になったと言ってよいでしょう。
 
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もちろんGユニットも新たな切り札が登場します!それこそがこの「魂を狩る者 バラム」。退却、ソウルチャージに加えなんとドライブ強化まで持ち合わせています。
 
それだけにとどまらず、【ジェネレーションブレイク3】とソウル13枚を達成していると、そのターンはグレード1のガーディアンがまったくコールできなくなるというダメ押しのガード制限能力。前述の「罪を濯ぐ者 シャルハロート」などが持つ「グレード0制限」と組み合わせれば、まさに魂を刈り取る終末の一撃となるでしょう。
 
「竜神烈伝」でさらにパワーアップした《ダークイレギュラーズ》。今回ご紹介したユニット以外にも様々な闇深き者どもが収録されていますので、発売を楽しみにしていてください!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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