みなさん、こんにちは!第70回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
今回は、先日2/23に発売となりました「竜神烈伝」を使用したデッキをご紹介したいと思います。
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さてご紹介するデッキのキーとなるユニットですが、それはもちろん……
こちらです!
では早速レシピに行ってみましょう。
『破壊の竜神』 |
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グレード | カード名 | 枚数 |
4 | 深淵を覗く竜皇 ルアード | 4 |
4 | 覇道黒竜 オーラガイザー・ドラゴン | 2 |
4 | 覇道黒竜 オーラガイザー・ダムド | 1 |
4 | 暗黒竜 プロットメイカー・ドラゴン | 2 |
4 | 暗黒竜 ダークベール・ドラゴン | 1 |
4 | 極天のゼロスドラゴン ウルティマ | 2 |
4 | 星葬のゼロスドラゴン スターク | 1 |
4 | 獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ | 1 |
4 | 絶海のゼロスドラゴン メギド | 1 |
4 | 死苑のゼロスドラゴン ゾーア | 1 |
3 | 闇に縛られし竜 ルアード | 4 |
2 | 竜刻魔剣士 ダグザ | 2 |
2 | 竜刻魔道士 ガウナン | 4 |
2 | スラップテイル・ドラゴン | 3 |
2 | 竜刻魔道士 モルフェッサ | 3 |
2 | 髑髏の魔女 ネヴァン | 1 |
1 | 竜刻守護者 エスラス | 4 |
1 | 竜刻魔道士 ファームナッハ | 4 |
1 | 竜刻猛禽 モーザ | 2 |
1 | 竜刻魔槍士 ディルラド | 4 |
1 | 竜刻魔道士 イウハルバ | 2 |
0 | ネオンギーゼ / 破壊の竜神 ギーゼ | 1 |
0 | ベリアルオウル | 4 |
0 | ハウルオウル | 4 |
0 | 竜刻魔道士 バブド | 4 |
0 | 救恤の撃退者 アリル | 4 |
《シャドウパラディン》を軸にした「破壊の竜神 ギーゼ」デッキです。そもそも《シャドウパラディン》は効率の良いドロー、退却、スペリオルコールを兼ね備えているためギーゼの目指す戦略と親和性が高く、特に【ルアード】はその能力も相まって好相性です。
もちろんこのデッキのキーユニットは「破壊の竜神 ギーゼ」。トリガーも定番の超強力ユニット「ベリアルオウル」を除けばドロートリガーに振るという徹底っぷり。ギーゼの能力で決着を狙うなら、相手のダメージは正味2点も入れておけば十分です。
それでは採用されているユニットたちをご紹介しましょう。
まずは「闇に縛られし竜 ルアード」!このデッキのメインヴァンガード……というかグレード3は彼しか入っていません。彼はさらに進化、いえ深化したその能力によって超越も究極超越も手札コストを必要としないため、いっそ他のグレード3は“不要”という判断です。
この“グレード3不要”構築は【儀式】達成のためのグレード1と、グレード2の追加ドロー系ユニットたちの枠を確保する意味でも有効です。もちろんノーリスクではなく彼そのものを引けないこともあり得ますが、そこをカバーするのが大量のドローユニットと8枚のドロートリガー、という構造になっています。
「ストライドスキル」も非常に強く、最速で“ギーゼ降臨”できるなら発動の機会はありませんが、いくら何でもそんなことはそうそうありませんし(一日ファイトして1~2回あるか程度です)以前の彼と異なる退却による盤面干渉はデッキの動きにとても噛み合っています。
グレード2以下のユニットたちで重要なのは「竜刻魔道士 ガウナン」「竜刻魔道士 ファームナッハ」の二人。どちらもシンプルながら強力なドロー能力を持ち、早い段階からルアードや守りの要である「竜刻守護者 エスラス」を探しに行けます。
特にファームナッハは最初の【儀式1】の礎としても大変優秀で、何なら先攻1ターン目にさえ使用可能です。まあ流石にそこまでする必要はありませんが、グレード1「竜刻魔槍士 ディルラド」の存在も鑑みれば、早期達成しておくに越したことはありません。
彼女は中盤以降も無駄にならず、「深淵を覗く竜皇 ルアード」に超越した時などはかなり優秀なブースターとしても活躍してくれます。
グレード2(2とは言っていない)的な能力を持つ定番の「竜刻魔道士 モルフェッサ」、そして新顔の「スラップテイル・ドラゴン」も3枚ずつの採用。モルフェッサの有用性はもはや言わずもがなですし、スラップテイルは山札からコールできる選択肢がとにかく便利。
スラップテイルはグレードが変化するタイミングが限られているため、ルアードの「ストライドスキル」でコールできますが、もう一つの“超越/究極超越コスト代替スキル”の方でカウントできないのは注意が必要です。
ギーゼ様の礎となる〈ゼロスドラゴン〉は実際のところ誰を採用してもOKですが、このデッキでは「極天のゼロスドラゴン ウルティマ」を2枚投入しています。
ウルティマは6体の〈ゼロスドラゴン〉の中でもかなりすさまじい破壊力を持っており、“ギーゼ様の裏択”としてかなり有用です。“あえて2枚”採用は、1枚をバインドすることであわよくば相手が想定しなくなってガードが甘くなるかもという狙いがあります(ってコラムで書いていたら世話ないですが……)
もしウルティマの力をもっと引き出す目的なら、スタンドトリガーの「鉄塊の騎士 クラフティネ」あたりを2枚ほど入れておくとよいでしょう。全面スタンド&クリティカル増加の決定力たるや尋常ではありません。
ギーゼ様も破壊の竜神とはいえ全能なる存在という訳ではありませんので、“両方イケる時”は状況判断をしっかり行いましょう。某道化竜あたりを相手にするとうっかり足元を掬われかねません。
そして最後はもちろんフィニッシャー、「破壊の竜神 ギーゼ」。驚天動地の両面ユニット、パワー30000の守りと説明不要の5ダメージ。まさに終末の一撃で、降臨すれば相手は対処のしようがないはずです。
今回ご紹介したのは《シャドウパラディン》ですが、ギーゼ様は《クレイエレメンタル》なのであらゆるクランで使用可能です。もしかしたら、さらに強烈な“器”を媒介にしたデッキが降臨するかもしれませんので、ぜひ試してみてください!
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。
それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!
さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。 |
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