『週刊ヴァンガードコラム』バックナンバー 第74回

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第74回 『デッキ紹介~深淵の歌姫』

みなさん、こんにちは!第74回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回は、ついに明日3/30に発売となりますクランブースター、「歌姫の祝祭(フェスタ)」に収録されている歌姫たちの中から、ある歌姫を主役に据えたデッキを一つご紹介いたしましょう。
 
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クランブースター第7弾 「歌姫の祝祭(うたひめのフェスタ)」の商品情報はこちら!
 
それでは、早速ですがデッキレシピはこちらです。

[2018/3/29]デッキレシピの内容に一部、誤りがありましたため、修正いたしました。

『深淵の歌姫』

グレード カード名 枚数
4 ソング・オブ・グレイシャス レインディア 4
4 Chouchou 話題騒然 ティルア 2
4 必見の大団円 ファイナル・プリシラ 1
4 パーフェクトパフォーマンス アンジュ 1
4 エアーエレメント シブリーズ 1
4 絶海のゼロスドラゴン メギド 1
4 ラグジュアリーウェーブ エリー 2
4 触れ合う手と手 レオナ 1
4 卓越の高貴 シトロン 1
4 至高の宝珠 サンディー 1
4 エアーエレメント ラクトーム 1
3 ベルベットボイス レインディア 4
3 ピースフルボイス レインディア 4
3 ディライトジーニアス アンジュ 3
3 喝采の美声 ローリス 1
2 見守る姉 ロペル 4
2 照り映える輝石 サンディー 4
1 猛進する妹 ラペル 4
1 がんばる才能 シャンディー 4
1 トランセンドアイドル アクア 5
0 レストフルミュージック ルミエ 1
0 Chouchou ロベルタ 4
0 ディンキーエコーズ パーラ 4
0 ポッピングメロディー レイラ 4
0 Chouchou ミレーナ 4

もちろんこのデッキの主役はこの方。
 
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深淵の歌姫、「ベルベットボイス レインディア」!
 
歌姫の饗宴」で登場した彼女は、ドライブチェックをキーにする動きはそのままに、その能力を「ストライドスキル」として昇華して新たな装いで帰ってきました。今回の「歌姫の祝祭」でも、その独特の動きはさらに研ぎ澄まされたものになっています。
 
というわけでこのデッキは、もう1枚のキーユニット「ピースフルボイス レインディア」、そしてグレード4の「ソング・オブ・グレイシャス レインディア」にかなり特化した内容になっています。端的に言えばデッキ内にグレード3が12枚、能力も含めると24枚というトンデモ構成!
 
パワー+5000はトリガー相当ですから、もはや50枚中40枚がトリガーと言っても過言ではないでしょう(※やや過言です)。特に「ストライドスキル」でのパワー強化は全体に及ぶため、「ソング・オブ・グレイシャス レインディア」の連続ドライブでは驚異的な数値を叩き出すことも可能です。
 
また彼女はなんと自分専用の“疑似クリティカルトリガー”になる能力まで持っており、クリティカルトリガーも実質16枚、何ならヒールトリガーを抜いて殺意満点の20枚構成……という無茶もできなくはありません。
 
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主役であるレインディアをガッチリ支えるのが「見守る姉 ロペル」「猛進する妹 ラペル」。レインディアのブロマイドが散らばっていたりする一枚絵のイラストが素敵な姉妹です。
 
彼女たちのおかげでレインディアのドライブチェックがより強力になるわけですが、リアガードとしてコールした場合でもコスト回復などで活躍してくれます。
 
しかしこのデッキ、よく見なくてもグレード2が8枚しか入っていません。引き直しの際に意識すればある程度フォローできなくはないですが、とにかくクレード2にライドするのが一つのポイントなので、そういった意味でもロペルはとても大事なユニットです。
 
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そんなピーキーな構築をアリにしてくれているのがニューフェイスのファーストヴァンガード、「レストフルミュージック ルミエ」です。
 
彼女自身もグレード3に関する能力を持っており、またその2つの能力が絶妙に噛み合っています。手札のグレード3を捨てることで山札を掘り進め、ドライブチェックでまた回収……という動きはかなり強力です。
 
たかが1枚、されど1枚。引き直しやドロー、ドライブチェックも含めれば1枚くらいはグレード2を引き込むことができるでしょう。最悪、Gアシストを使っても彼女の能力がしっかり機能すればある程度損失は回復できます。
 
また、手札に「がんばる才能 シャンディー」がいる時はコール→「喝采の美声 ローリス」入手→それをルミエで変換しつつレインディアをドロップ→のちに回収なんてこともできるので、序盤から仕掛ける時などは意識しておくとよいでしょう。
 
さらにはコストが比較的多くかかる「ソング・オブ・グレイシャス レインディア」およびリアガードの「ピースフルボイス レインディア」のコストが足りなそうという時はソウルとカウンターブラストの両方を補充してくれるという、このデッキの女房役です。
 
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そしてグレード3だらけでガードが甘くなりがちなこのデッキにおいて防御の要となるのが「トラセントアイドル アクア」「照り映える輝石 サンディー」の二人。
 
5枚の完全ガード、8枚の(実質)ヒールトリガーによるGガーディアンという、シンプルな物量による「確率上昇」でガード値を確保してくれるユニットです。
 
サンディーは「エアーエレメント ラクトーム」でダブついたグレード3を別のカードに変換してもいいですし、何度も使える上に後半ほどガード値が高くなる「ラグジュアリーウェーブ エリー」がいるので多少引きすぎても安心。
 
アクアに至ってはコストがソウルに入るため、エリーのコストにできるだけでなく、「ピースフルボイス レインディア」の条件を満たす動きも可能です。リアガード全体を守ってくれる効果も動けばかなり有用なので、中盤以降は活用していきましょう。
 
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採用されているトリガーユニットも大変なことになっています。特にコスト回復の「Chouchou ロベルタ」、そしてレインディア専用と言っていい「ディンキーエコーズ パーラ」の二人は超強力。
 
パーラのタイミングはちょっと独特なので押さえておきましょう。トリガー効果は他の自動効果より優先的に解決される(=自動能力のチェックタイミングより早い)ため、このタイミングでカードが動く【レインディア】では注意が必要です。
 
ドライブチェックはある意味ヴァンガードの醍醐味ですし、ならではのものです。これに特化したデッキは独特の面白さがあるので、もし興味が湧いたらぜひ使ってみてください!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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