『週刊ヴァンガードコラム』バックナンバー 第69回

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第69回 『慚愧の支配者』

みなさん、こんにちは!第69回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回は、ついに明日2/23に発売となります「竜神烈伝」から、《ぬばたま》に属する新たなユニットたちを、その開発エピソードも交えてご紹介していきましょう。
 
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ディフライダー「鬼丸カズミ&忍竜シラヌイ」と共に「邪眼の支配者」で登場した“支配”、早いもので今回の「竜神烈伝」で三度目の登場となります。
 
“支配”については以前のコラムで詳しく解説しておりますので、挙動等についてはそちらを見て頂くとして、さっそく「竜神烈伝」で登場する新たなユニットたちを見ていきましょう!
 
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まずはいきなり“支配”のオピニオンリーダー、新たな姿となったグレード3の忍竜シラヌイ、「焔魔忍竜 シラヌイ “慚愧”」!
 
今回の彼が持つ「ストライドスキル」による“支配”は、なんと超越時だけでなく登場時にも発動可能!先手を取って仕掛けるだけでなく、相手のリアガードがまったくいない時には自分のユニットのパワーアップにも使えるという至れり尽くせりの内容となっています。
 
そして注目のスキルがもう一つの方で、自軍の展開と相手側の強制コールを同時に行なうユニークな能力。《ぬばたま》のもう一つの側面である手札への干渉要素を持ち、まるで以前の彼と、仲間たちとのつながりを取り戻した今の彼を象徴するような内容です。
 
強さも当然ながら折り紙付きで、実質的に手札を使わず展開できるだけでも十分なのに、相手に“支配”の対象を差し出させつつ、うまくいけば大幅にガード値を削ることができる破格のスキルとなっています。
 
そして「竜神烈伝」では、さらに支配に特化したユニットたちも登場します!
 
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新たなアタッカーとして活躍が期待できるグレード2の「清算の忍鬼 サダツグ」は注目のユニットの1枚で、シンプルなパワー強化に加え、アタックしたユニットを退却させ、手札に変換できる便利な能力持ち。
 
“アタックしたユニットを退却させ、手札に変換できる”という効果は、普通に使うだけでもまずまず以上のリターンを期待できますが、“支配”と組み合わせると一気に極悪非道な能力に変貌します。
 
なにせ“支配”状態のリアガードはあなたのリアガードなので、彼がいる場合は要するに「支配してアタックした後、用が済んだらポイッと退却させてドロー」になります。人間のやることじゃない!(デーモンですが)
 
もう一枚の「忍獣 ミストフロッグ」も、“支配”のタイミングの多くがメインフェイズ以前であることを鑑みれば、引いたカードをコールしたり、増えたソウルを活用する択もできるため、渋いながらもかなり汎用的なユニットと言ってよいでしょう。
 
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グレード0にも有用な仲間たちが登場しています。ファーストヴァンガード候補になる「忍竜 ブライ」は以前の「魔忍竜 シラヌイ “朧”」が持っていたドロップコール(相手)の能力をそのまま持っているかのようなユニットです。
 
“支配能力を持つユニットが登場した時”なので比較的早くから仕掛けられ、タイミング的にも無駄になりづらいのがとても使いやすく、パワー強化が有用な「忍竜 マドイ」と枠を競る新定番ユニットとなるでしょう。
 
忍妖 カゲウサ」はちょっと変わったスタンドトリガー。“支配”対応型の「どこでも強化」は最近の《ぬばたま》であればよくあるタイプですが、コストが「自身を裏でバインド」なので「忍獣 タマハガネ “滅”」や「忍獣 メイモウダヌキ」と相性良いのが嬉しいところ。
 
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そして最後にご紹介するのは今回の目玉ユニット、なんと二種類目となるシラヌイの新たなグレード4、「邪眼明王 シラヌイ “輪廻”」!
 
その能力はグレード3の“慚愧”をそのまま超絶拡大化したかのような内容で、相手の手札を事実上2枚もぎ取りながらそれを“支配”、そしてそのままアタックするという恐ろしいものに進化しています。
 
なにせ相手の手札を減らしてのアタックなので防ぎづらく、一気にシールド値を持っていかれることもままあるでしょう。支配でのアタックと手札を削る挙動を両立させた《ぬばたま》の新境地ともいえる「邪眼明王 シラヌイ“輪廻”」ですが、スキルはそれだけではありません。
なんと【ジェネレーションブレイク3】を達成すれば支配したユニットがさらに強力にパワーアップ!パワーは合計15000上昇し、クリティカルも増えるので、相手がどんなユニットをコールしたとしても確実に有効な攻撃を仕掛けることができます。
 
ここに前述のサダツグや定番の「忍竜 フウライ」、「忍獣 タマハガネ “滅”」あたりを組み合わせれば、“支配”がさらに絶対的なものとなること請け合いです。
 
クライマックスに相応しい超進化を遂げた不知火一派。ぜひ遊んでみてください!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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