『週刊ヴァンガードコラム』バックナンバー 第16回

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第16回 『“超次元・超越合体”デッキができるまで』

みなさん、こんにちは!第16回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
 
さて今回は、明日1月13日(金)発売の「俺達!!!トリニティドラゴン」で強化された《ディメンジョンポリス》の【次元ロボ】デッキをご紹介しつつ、新たに加わったユニットたちの開発エピソードなどをお話ししたいと思います。
 
写真01
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それでは早速、デッキレシピからご紹介していきましょう。

“超・超越合体” 「俺達!!!トリニティドラゴン」
『次元ロボ』デッキリスト

グレード カード名 枚数
4 次元ロボ司令長官 ファイナルダイマックス 4
4 超宇宙勇機 エクスギャロップ 2
4 第99代次元ロボ司令官 グレートダイアース 4
4 超宇宙勇機 エクスタイガー 1
4 伝説の次元ロボ ダイカイザー・レオン 2
4 超宇宙勇機 エクスカリヴー 1
4 豪勇合身 ジーオーファイブ 1
4 ライトエレメント アグリーム 1
3 究極次元ロボ グレートダイユーシャ 2
3 超次元ロボ ダイカイザー 3
3 真・究極次元ロボ グレートダイカイザー 4
2 次元ロボ ダイレゾン 4
2 次元ロボ ダイジェット 3
2 次元ロボ ダイバズーカ 4
1 次元ロボ ダイタイガー 4
1 次元ロボ ダイブレイブ 4
1 次元ロボ ダイシールド 4
1 宇宙勇機 グランザイル 1
0 次元ロボ ダイホーク 1
0 次元ロボ ダイバトルス 4
0 次元ロボ ダイウルフ 4
0 次元ロボ ダイクレーン 4
0 次元ロボ ゴーレスキュー 4

リバイバルレギオンユニット「真・究極次元ロボ グレートダイカイザー」を主軸に据え、超越・双闘・ブレイクライドのどれでも戦える!というデッキです。
 
主に「ダイカイザー」の系譜であるユニットたちが持つ強力な対ガーディアン能力をより活用するため、「次元ロボ ダイジェット」「次元ロボ ダイバズーカ」に加え、グレード3を少し多めにしているのがポイントで、ドライブチェック時のプレッシャーは相当なもの。
 
デッキの動きはとてもシンプルながら、ガーディアン退却や高いクリティカルで一気に決められるのが最大の魅力です。
 
写真
 
そんな【次元ロボ】に加わった新たなユニットのうち1枚がこの「次元ロボ ダイレゾン」。一風変わった強化能力を持つ、グレード2のアタッカーです。
 
【次元ロボ】の象徴的存在である「ダイユーシャ」と「ダイカイザー」。もちろんこの二人以外にも魅力的なユニットはたくさんいますが、やはり看板と言えばこの2大ロボ。リバイバルレギオンで双闘可能になった時の衝撃は、浪漫溢れる素晴らしいイラストも相まって凄まじいものでした。
 
そこでこの「ダイレゾン」は、その浪漫を余すことなく活かしつつ、さらに超越とも“橋渡し”ができるようなカードとなるべく制作されました。
 
テストプレイ時のテキストは「Gゾーンの表とヴァンガードサークルの【次元ロボ】の合計×1000パワーアップ」という能力だったのですが、若干わかりにくい要素があるわりにはメッセージ性が低く、前述の浪漫という視点から見ても少し足りないなあ、という感じでした。
 
完成形の彼は、直接2大ロボを参照することでわかりやすさとメッセージ性が大幅に強化されています。さらに“橋渡し”のGゾーン参照で彼自身もどんどん成長していくフレーバーを持ち、かつ双闘で決める時もその能力を十二分に発揮できるようになっています!
 
写真
 
メインデッキに採用されているもう一人の新しいユニットがファーストヴァンガードの「次元ロボ ダイホーク」です。
 
「ダイホーク」は【次元ロボ】最初期の名ユニット「次元ロボ ゴーユーシャ」の進化形と言って差し支えない豪快な能力を持っており、彼がもたらすものはなんと超次元ストライド!まさに浪漫の塊です。
 
実はこの能力、かなり前の段階からずっとやりたいねという話はあったものの、なかなか機会が訪れず実現できなかった能力でした。しかしついにそれが「俺達!!!トリニティドラゴン」でお目見えとなりました。
 
以前のコラムでご紹介した「駆け抜ける英機 グランギャロップ」も特殊なストライド能力を持っていますし、「ヴァンガードG NEXT」新時代ではそういった特殊な超越用ユニットもバリエーション豊かになってきています。
 
そういった時代において、「超次元合体・スペリオルライド」の第一人者である【次元ロボ】が「俺達!!!トリニティドラゴン」でこれをやらなくてどうする、まさにここしかないだろう!というタイミングだったのです。
 
しかもこの超次元ストライド、ひたすら浪漫だけを追い求めたギミックではありません。この豪快な効果を現実的選択肢に押し上げているのが「第99代次元ロボ司令官 グレートダイアース」のコール能力と――
 
写真
 
――新たなるGユニット、「次元ロボ司令長官 ファイナルダイマックス」の存在です!なんと前列ユニットすべてのクリティカルが増加する能力、その名に恥じぬ超豪快なユニットとなっています。
 
なにせ「前列すべて」ということは、他に強化がなくても自身はパワー41000、クリティカル3、リアガード2枚もクリティカル2で合計7!ここまで驚異的な数値を叩き出せるのはまさに前代未聞です。
 
ご紹介したデッキは比較的オーソドックスな構成ですが、「ファイナルダイマックス」をさらにフィーチャーして「次元ロボ カイザード」と「次元ロボ カイザーグレーダー」、「超次元ロボ シャドウカイザー」を採用した超次元合体・超特化デッキ!も“アリ”かもしれません。
 
「俺達!!!トリニティドラゴン」にはこの超次元ストライド以外にも、「特別名誉博士 シャソバージュ」と「永世教授 ブラマナンダ」のブレイクストライドなど、新しい試みがたくさん収録されています。ぜひ、手に取ってみてくださいね!
 
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。

それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!

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中尾 宗也なかお むねなり

さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。

遊宝洞 中尾氏

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