みなさん、こんにちは!第20回となりました、週刊ヴァンガードコラムを書かせていただいております、有限会社遊宝洞・制作の中尾でございます。今週もよろしくお願いします。
さて今回は、先週2月3日に発売されましたブースター第10弾「剣牙激闘」に収録されているリバイバルユニット、「煌牙の黄金騎士 ガルモール」のデッキをご紹介したいと思います。
→ブースターパック第10弾「剣牙激闘」の商品情報はこちら!
デッキリストはこちらとなります。
デッキレシピ 「煌牙の黄金騎士 ガルモール」 |
||
グレード | カード名 | 枚数 |
4 | 煌牙の黄金騎士 ガルモール | 4 |
4 | 旭光剣爛 グルグウィント | 1 |
4 | 黄金竜 スピアクロス・ドラゴン | 2 |
4 | 黄金竜 グロリアスレイニング・ドラゴン | 4 |
4 | 黄金竜 ビルドピーク・ドラゴン | 1 |
4 | 黄金獣 すれいみー・フレア | 1 |
4 | 聖天祈祷師 レイア | 1 |
4 | メタルエレメント スクリュー | 1 |
4 | ライトエレメント アグリーム | 1 |
3 | 狼牙の解放者 ガルモール | 4 |
3 | 大いなる銀狼 ガルモール | 3 |
2 | 遠矢の騎士 サフィール | 4 |
2 | ふぁーむがる | 4 |
2 | ぶるるがる | 4 |
1 | くーるがる | 3 |
1 | 曙光の騎士 ゴルボドゥク | 3 |
1 | 日華の騎士 ジェフリー | 4 |
1 | 神聖魔道士 ラヴィニア | 4 |
0 | エアレイド・ライオン | 4 |
0 | なっぷがる・解放者 | 4 |
0 | だんてがる | 2 |
0 | 聖管の奏者 へリー | 2 |
0 | きゃっちがる・解放者 | 4 |
0 | 早天の騎士 コエル | 1 |
ガルモールと25枚の〈ハイビースト〉で構成された《ゴールドパラディン》「煌牙の黄金騎士 ガルモール」デッキです。それでは、個別のカードをご紹介していきましょう。
このデッキのキーユニット、Gユニットとなって帰還した「煌牙の黄金騎士 ガルモール」です。デッキに入っているカードすべてが彼のために動いているといっても過言ではないので、それこそ超越できる機会のほとんどで彼を選択することが多いです。
主眼となるのは特徴的なスペリオルコール能力。カウンターブラストとソウルブラストが1つずつ必要ではありますが、連続起動が可能であり、一瞬で大量のリアガードがコールされる様は正に「狼牙の解放者 ガルモール」の正統進化版という趣となっています。
また【ジェネレーションブレイク2】を達成していると、さらにゲームを決定づける大技が使用可能になります。山札の〈ハイビースト〉がキーになっており、こちらは彼が《ロイヤルパラディン》に所属し、「光の牙 ガルモール」と呼ばれていた頃を彷彿とさせる能力です。
このデッキは〈ハイビースト〉が25枚入っていますし、コール能力で〈ハイビースト〉以外を積極的に選択すれば、この“決め技”の破壊力は相当なレベルまで達することができるでしょう。
グレード3は2種の【ガルモール】。「狼牙の解放者 ガルモール」「大いなる銀狼 ガルモール」です。パワー11000で安定感のある「狼牙」だけではなく、「銀狼」も採用されています。
この「銀狼」、パワー10000と侮るなかれ、中々どうして強い能力を持っており、シチュエーションによっては「狼牙」よりもこちらを選択したほうがよい場合もあるほどです。
もしあなたが「ガルモール」に必ずライドする!という強いイメージをお持ちなら、片方を「どーんがる」に入れ替えることで〈ハイビースト〉の割合を上げ、「煌牙の黄金騎士 ガルモール」により特化した(尖った?)デッキにチャレンジするのもよいかもしれません。
「煌牙の黄金騎士 ガルモール」でスペリオルコールするユニットの第一選択が、この「遠矢の騎士 サフィール」と「聖管の奏者 へリー」です。サフィールはその場で、へリーはバトル中に「ガルモール」に払ったコストをそのまま戻してくれます。
つまりこの2枚、言うなれば“もう一回コール”とほぼ同義であり、積極的にコールすることであっという間にリアガードサークルを埋めつくすことができます。また、どちらもガルモールの“決め技”のパワー+4000と数値的に噛み合っているのも重要です。
サフィールは12000、へリーは11000になることで単騎アタックが可能になるほか、パワー6000のユニットに+4000して10000のブースターを作ることができれば、さらに強力なアタックを仕掛けられます。もちろん、5000のユニットと組んでも十分な攻撃力になります。
サフィールとへリーが“事実上もう一回”なら、この〈ハイビースト〉たちは本当に“もう一回”スペリオルコールをしてくれるユニットです。
「きゃっちがる・解放者」は山札に帰ってしまいますが、トリガーユニットなので山札に帰ること自体は気になりませんし、彼のスペリオルコールで次のサフィールやへリー、ふぁーむがるがコールできれば更なる連鎖につながっていきます。
「ふぁーむがる」は正真正銘の“もう一回”。パワーこそ8000ですが、そこはガルモールの“決め技”でフォローできるのはサフィールたちと同じです。特に彼やサフィールはグレード2でインターセプトもできるため、攻防にわたって活躍してくれるでしょう。
この2人はドロー担当です。「くーるがる」は即座に、「日華の騎士 ジェフリー」はバトル中に手札をもたらしてくれるのはサフィールやへリーたちと同じ感覚です。
とりあえず手札が欲しい時だけでなく、3枚見た中にサフィールたちがいなかった場合や、後列に配備するブースターが欲しい時は彼らを選択するとよいでしょう。だたし、ジェフリーはへリーと違って後列でのみ能力が発動するタイプなのでお忘れなく!
そして最後は、キーユニットたちと同じくらい重要なデッキの根幹となる守護者とファーストヴァンガードです。このデッキでは「早天の騎士 コエル」と「神聖魔道士 ラヴィニア」が採用されています。
コエルはガルモールのスペリオルコール1回分と同等の能力を持っており、これでサフィールたちがコールできればコストを丸々確保できるため、かなり有用です。「結束」の条件のうち1枚をガルモールがコールしてくれれば、条件達成も容易でしょう。
ラヴィニアは山札からスペリオルコールされた時に、手札へ戻れるユニークな能力を持っています。ともすればスペリオルコールが“飽和”することもあるこのデッキでは、彼女の能力を使う機会も必然的に多くなるでしょう。その時は、〈ハイビースト〉を戻すとお得です。
今回ご紹介したデッキ以外にも、「春光の騎士 ベリーモール」や「でくすがる」で“もう一回”の枠をさらに増やしたり、守護者をカウンターブラストの補給が可能な「神聖魔道士 プリデリー」、温存した手札からの連続ガード時に強い「神聖魔道士 アレッシア」に変えてみるのもよいでしょう。
探してみれば、意外な〈ハイビースト〉が見つかるかもしれません。もしかしたら《ロイヤルパラディン》での構築なんてパターンも……?ぜひ、あなたのファイトスタイルに合った「ガルモール」デッキを作ってみてくださいね!
さてさて、週刊ヴァンガードコラム、いかがだったでしょうか?お楽しみいただけたならばうれしい限りです。
よろしければ、是非Twitterなどで感想やご意見などをつぶやいていただけますと幸いです。
それでは、また来週。
スタンドアップ・ヴァンガード!
さまざまなゲームのシステムデザインを手掛ける、有限会社遊宝洞にて制作を担当。『カードファイト!! ヴァンガード』では、カードデザイン・開発に携わる。 |
最新の記事はこちら